汐江くんは肩の蜘蛛に気づくと、素手でなんでもなさそうに窓の外に逃していた。
「ふ、あはは!如月さん、今までで聞いたことない声出してた!」
「虫、苦手なんだね」
柏木さんと櫻井くん、汐江くんまで笑っていて頬が熱くなる。
は、恥ずかしい…。
いくら虫が苦手だからって、なんて声を出してしまったんだろう…。
「ごめーんみんな!これアイス…って、なんでそんなに笑ってるの?」
*
先生からもらったアイスを手に隅っこで座ってぼーとしていると、いきなり首に冷たいものを当てられひやりとした。
「如月さん、隣いい?」
「ふ、あはは!如月さん、今までで聞いたことない声出してた!」
「虫、苦手なんだね」
柏木さんと櫻井くん、汐江くんまで笑っていて頬が熱くなる。
は、恥ずかしい…。
いくら虫が苦手だからって、なんて声を出してしまったんだろう…。
「ごめーんみんな!これアイス…って、なんでそんなに笑ってるの?」
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先生からもらったアイスを手に隅っこで座ってぼーとしていると、いきなり首に冷たいものを当てられひやりとした。
「如月さん、隣いい?」



