「や、やめて…っ!ごほっごほ…っ」



鍵を開けて外に出ると、悪魔のような三人組がにたにたと笑って待ち構えていた。



「うわーきったな、こっち来ないでよ」


「くっさーい。トイレ臭するぅ〜」


「…毎日毎日、いい加減にしてよ」


「…あ?」



キッと三人を睨みつけ、落ちていたバケツを投げつける。



「私は一人でいたいの!もう関わらないでよ!」



六月の下旬頃から三人は私に目をつけてきて、こうした嫌がらせを毎日してくるようになった。


三人にとっては楽しい暇つぶしなんだろうけど、私にとっては迷惑でしかない。