真相は私にわかるわけもなく、考えているうちに学校に着く。





見なくてもクラスなんてわかっているが、人の流れに逆らえずにクラス表が貼り出されている掲示板前まで行く。



またあの三人組がいるクラス、1年A組で学校生活を送らないといけないのか…。


目立たないように生きていても、きっとあの三人に目をつけられる未来は変わらないんだろうな。



…本当、なんで時間なんて戻ってしまったの。


死にたかっただけなのに。



はあ、と憂鬱な未来を思い浮かべため息をついていると、誰かに肩を叩かれた。



明日香(あすか)



私の名前を呼んだ人物に、ああそういえば入学式の日にこいつが話しかけてきたな、と過去の記憶を思い出す。