「何その言い方は?あんたさ、誰のおかげで毎日生きてると思ってんの?」



…やっぱり、同じだ。


時間が戻ったかのように入学式の日の出来事がそのまま起きている。



…戻ったかのように、じゃなくて、もしかして本当に戻ったの?



「聞いてんの?」



お母さんの言葉でハッと我に返り、とりあえず謝って逃げるように家を出る。



学校の階段から落ちたかと思えば、入学式の日に時間が戻っていた。


…こんなこと、ある?



また死んだようなあの毎日を繰り返さないといけないの?


もしかして、自殺という方法に逃げようとした私への罰?