「…は?あ、ちょ…」
二人分の鞄を持った朝陽に腕を引かれるまま学校を出る。
「ごめん朝陽…。今からでも学校戻って…」
「いいよ気にしなくて。明日香のこと放ってなんていられないよ」
大丈夫だから、と言わなきゃいけないのはわかっているけど…。
朝陽がそばにいてくれるだけで嬉しくて、この手を離すことなんてできなかった。
*
「ありがとう、送ってくれて…」
「中まで付き添わなくて平気?」
「うん、ここまでで大丈夫。本当にごめんねありがとう」
朝陽が優しく頭を撫でてくれて、それだけで頭痛が少し治った気がした。
二人分の鞄を持った朝陽に腕を引かれるまま学校を出る。
「ごめん朝陽…。今からでも学校戻って…」
「いいよ気にしなくて。明日香のこと放ってなんていられないよ」
大丈夫だから、と言わなきゃいけないのはわかっているけど…。
朝陽がそばにいてくれるだけで嬉しくて、この手を離すことなんてできなかった。
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「ありがとう、送ってくれて…」
「中まで付き添わなくて平気?」
「うん、ここまでで大丈夫。本当にごめんねありがとう」
朝陽が優しく頭を撫でてくれて、それだけで頭痛が少し治った気がした。



