それはきっと、あの日から。



–––––『あんたなんて、産まなきゃよかった』



「…っ」



嫌なことを思い出し、頭がずきんと激しく痛んだ。


…私は、一体なんのために生きているんだろう。



学校にも家にも私の居場所はない。


みんな私をいないものとして扱うから、時々本当に自分はこの世界にいないんじゃないかという錯覚に陥ることがある。



生きているのにまるで死んでいるようだ。




「…私が死んだって、誰も気づかないんだろうな」