夜が明けたら君に幸せを。

LINEも送ってみるけど、ずっとエラーが出てしまいなかなか送信できない。


人の少ない方に移動しようと奥に進んでいくと、やっと誰もいなくなったあたりで送信が完了した。


あとはここで返信が来るのを待っていよう。



「おっそーい、いつまでかかってんの?」


「あ、ご、ごめんなさい…」



どこか座れる場所がないかと探していると、ふと話し声が聞こえてきてちらっと顔を出す。



「…っ!?」



思わず出そうになった言葉を呑み込むように口を押さえて、慌てて後ずさる。


どうしてこんなところに、あの三人が…。



「ちょっと、頼んだものと違うんですけど?」