夜が明けたら君に幸せを。

「あ、ちょーどいいところにハサミまであるよー」



やめて、と叫びたいがしっかりと塞がれたガムテープの中で低くうめくことしかできない。



「二人はそいつのこと押さえててねー」



手足を縛られている+二人からも押さえられ、全く身動きが取れなくなってしまった私の体操着を、もう一人の女子がにやにやと不敵な笑みを浮かべながら遠慮なくハサミで裂いてきた。



やめて…やめてっ!



声にならない叫びは誰にも届くことはなく、裂かれた体操着からは下着が露わになる。



「はーい、次は下ねー。ほらほら、こっちに視線向けてー」



スマホで動画を撮っている目の前の彼女も、それを見て笑える彼女たちも、人の心というものがないんじゃないか。



どうして、こんなことができるんだ。