======== この物語はあくまでもフィクションです =========
============== 主な登場人物 ================
物部満百合(まゆり)・・・物部一朗太と栞(しおり)の娘。
久保田健太郎・・・久保田誠とあつこの息子。
大文字おさむ・・・大文字伝子と学の息子。
福本めぐみ・・・福本英二と祥子の娘。
依田悦子・・・依田俊介と慶子の娘。
服部千香乃(ちかの)・・・服部源一郎とコウの娘。
南原未玖(みく)・・・南原龍之介と文子(ふみこ)の娘。
山城みどり・・・山城順と蘭の娘。
愛宕悦司・・・愛宕寛治とみちるの息子。
南出良(みなみでりょう)・・・転校生。千香乃と同じクラス。
片山継男・・・一輪車大会で、悦子と争った。今はカレシ。悦子と婚約したばかりだが、頭が上がらない。母親が病院の事務員をしている。
物部一朗太・・・喫茶店アテロゴのマスター。満百合の父。
辰巳一郎・・・アテロゴのウェイター。
辰巳泰子・・・アテロゴのウエイトレス。
物部栞・・・満百合の母。
愛宕寛治・・・丸髷署刑事。悦司の父。
==============================
==ミラクル9とは、大文字伝子達の子供達が作った、サークルのことである。==
午後4時。喫茶店アテロゴ。
「衣替え?そう言えば、中学になると、そういう儀式があったなあ。10月、暑くてなあ、詰め襟。」
「満百合ちゃん達は、来年ですね。」
「満百合もセーラー服かあ。」「ブレザーじゃないんですか?マスター。」
「学校によって違うんだよ、辰巳。知らなかったのか?」
「ウチはブレザーでした。近隣の学校も。」
「ブレザーの方がカッコイイのに。」と、2人の会話を聞いた満百合が口をとがらせた。
「まあ、規則だからね。でも、大人がスケベだからって説もある。」
「校長先生が、そんなこと言っちゃいけないでしょ。」
「今は、コスプレ店もあるからね。あそこは、変な大人が出入りしないように注意しているらいいけど。」と、悦司が訳知り顔で言った。
「ヒロインズ?みちるちゃんの『手下』の店だ。」と、物部は笑った。
「手下?」と良と継男が驚いた。
「ヒロインズの店長はな、みちるちゃんのファンなんだ。で、何でも言うことを聞くらしい。」
良と継男は、ミラクル9が、おさむの母大文字伝子を中心にしたグループの子供で、EITOや大文字伝子の仲間の関係性を知ったのは、最近のことだった。
無論、関係者以外部外秘情報で、店に一般客がいる時に話題にのせることはタブーだった。
「まあ、女の子は何着ても可愛いよ。」と言いながら、愛宕警部が入って来た。
愛宕は、辰巳にチラシを渡しながら説明した。
「隣町で数件、被害が出ている。置き引きのグループだ。皆も目撃したら教えてくれ。くれぐれも・・・。」
「先に行動するな、でしょ、父さん。」と悦司が言った。
「そういうこと。DDバッジだって、万能じゃないからね。落して故障する場合もある。故障かな、と思ったら早めに言って。交換するから。」
継男が、恐る恐る愛宕に『手下』の話をすると、「浮気じゃないから大丈夫。浮気してたら悦司は産まれなかった。ヒロインズはEITOと提携している。問題なし。2人も『部外秘』守れるよね。」と、継男に言った。
「そんなことしたら、婚約破棄!!って悦子に言われるもんな。」と、健太郎は揶揄った。
そこへ、あるグループが入って来た。
ミラクル9の対応は迅速だった。
悦司が体当たりで、ボーリングのように突っ込み、健太郎が逃げようとする者をブーメランで倒した。
未玖、千香乃、みどり、めぐみ、悦子、満百合は連中に馬乗りになった。
愛宕は、警察無線で応援を呼んだ。
おさむは、美和子の電話に対応した。「後で、電話するから。」
継男と良は、スマホで写真を撮った。
10数分後、応援の警察官がやってきて、愛宕と一緒に逮捕連行して行った。
「継男、その写真、どうする気?」「はい。」
継男と良は、スマホごと悦子に渡した。
「雨、止んだみたいだけど・・・こっちは・・・。」と物部は困った。
栞と泰子がクスクスと笑った。
辰巳はよそ見をした。
―完―
============== 主な登場人物 ================
物部満百合(まゆり)・・・物部一朗太と栞(しおり)の娘。
久保田健太郎・・・久保田誠とあつこの息子。
大文字おさむ・・・大文字伝子と学の息子。
福本めぐみ・・・福本英二と祥子の娘。
依田悦子・・・依田俊介と慶子の娘。
服部千香乃(ちかの)・・・服部源一郎とコウの娘。
南原未玖(みく)・・・南原龍之介と文子(ふみこ)の娘。
山城みどり・・・山城順と蘭の娘。
愛宕悦司・・・愛宕寛治とみちるの息子。
南出良(みなみでりょう)・・・転校生。千香乃と同じクラス。
片山継男・・・一輪車大会で、悦子と争った。今はカレシ。悦子と婚約したばかりだが、頭が上がらない。母親が病院の事務員をしている。
物部一朗太・・・喫茶店アテロゴのマスター。満百合の父。
辰巳一郎・・・アテロゴのウェイター。
辰巳泰子・・・アテロゴのウエイトレス。
物部栞・・・満百合の母。
愛宕寛治・・・丸髷署刑事。悦司の父。
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==ミラクル9とは、大文字伝子達の子供達が作った、サークルのことである。==
午後4時。喫茶店アテロゴ。
「衣替え?そう言えば、中学になると、そういう儀式があったなあ。10月、暑くてなあ、詰め襟。」
「満百合ちゃん達は、来年ですね。」
「満百合もセーラー服かあ。」「ブレザーじゃないんですか?マスター。」
「学校によって違うんだよ、辰巳。知らなかったのか?」
「ウチはブレザーでした。近隣の学校も。」
「ブレザーの方がカッコイイのに。」と、2人の会話を聞いた満百合が口をとがらせた。
「まあ、規則だからね。でも、大人がスケベだからって説もある。」
「校長先生が、そんなこと言っちゃいけないでしょ。」
「今は、コスプレ店もあるからね。あそこは、変な大人が出入りしないように注意しているらいいけど。」と、悦司が訳知り顔で言った。
「ヒロインズ?みちるちゃんの『手下』の店だ。」と、物部は笑った。
「手下?」と良と継男が驚いた。
「ヒロインズの店長はな、みちるちゃんのファンなんだ。で、何でも言うことを聞くらしい。」
良と継男は、ミラクル9が、おさむの母大文字伝子を中心にしたグループの子供で、EITOや大文字伝子の仲間の関係性を知ったのは、最近のことだった。
無論、関係者以外部外秘情報で、店に一般客がいる時に話題にのせることはタブーだった。
「まあ、女の子は何着ても可愛いよ。」と言いながら、愛宕警部が入って来た。
愛宕は、辰巳にチラシを渡しながら説明した。
「隣町で数件、被害が出ている。置き引きのグループだ。皆も目撃したら教えてくれ。くれぐれも・・・。」
「先に行動するな、でしょ、父さん。」と悦司が言った。
「そういうこと。DDバッジだって、万能じゃないからね。落して故障する場合もある。故障かな、と思ったら早めに言って。交換するから。」
継男が、恐る恐る愛宕に『手下』の話をすると、「浮気じゃないから大丈夫。浮気してたら悦司は産まれなかった。ヒロインズはEITOと提携している。問題なし。2人も『部外秘』守れるよね。」と、継男に言った。
「そんなことしたら、婚約破棄!!って悦子に言われるもんな。」と、健太郎は揶揄った。
そこへ、あるグループが入って来た。
ミラクル9の対応は迅速だった。
悦司が体当たりで、ボーリングのように突っ込み、健太郎が逃げようとする者をブーメランで倒した。
未玖、千香乃、みどり、めぐみ、悦子、満百合は連中に馬乗りになった。
愛宕は、警察無線で応援を呼んだ。
おさむは、美和子の電話に対応した。「後で、電話するから。」
継男と良は、スマホで写真を撮った。
10数分後、応援の警察官がやってきて、愛宕と一緒に逮捕連行して行った。
「継男、その写真、どうする気?」「はい。」
継男と良は、スマホごと悦子に渡した。
「雨、止んだみたいだけど・・・こっちは・・・。」と物部は困った。
栞と泰子がクスクスと笑った。
辰巳はよそ見をした。
―完―


