トロトロとふたりで歩いていると前方からこちらへ向けて歩いてくる人がいた。
12月だというのに半袖で、少しも寒そうにしていない。
不審に思ってすれ違いざまに見てみればタレントの山里健太似のイケメンで思わず見とれてしまう。
相手もこちらに気がついたようでチラリと視線をよこしてきた。
「ね、ね、今の人すっごいかっこよかった!」
すれ違ってから希の腕を掴むと、希は「え?」と首をかしげて振り向いた。
そこにはまだイケメンの後ろ姿がある。
「ほら、あの半袖の人!」
「なに言ってるの美佳。誰もいないじゃない」
私の二度目の恋も前途多難なのだった。
END
12月だというのに半袖で、少しも寒そうにしていない。
不審に思ってすれ違いざまに見てみればタレントの山里健太似のイケメンで思わず見とれてしまう。
相手もこちらに気がついたようでチラリと視線をよこしてきた。
「ね、ね、今の人すっごいかっこよかった!」
すれ違ってから希の腕を掴むと、希は「え?」と首をかしげて振り向いた。
そこにはまだイケメンの後ろ姿がある。
「ほら、あの半袖の人!」
「なに言ってるの美佳。誰もいないじゃない」
私の二度目の恋も前途多難なのだった。
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