泣くためのプロローグ ~小説のはじめの物語~

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総合2位(2025/03/28)

青春・恋愛1位(2025/03/22)

青春・恋愛

蜃気羊/著
泣くためのプロローグ ~小説のはじめの物語~
作品番号
1747673
最終更新
2025/03/15
総文字数
17,495
ページ数
1ページ
ステータス
完結
いいね数
12
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総合2位(2025/03/28)

青春・恋愛1位(2025/03/22)


 切ない小説のプロローグのような短い文章を作ってみました。
 全部で62作収録されています。


 ※表紙イラスト/ノーコピーライトガール様
(https://fromtheasia.com/illustration/nocopyrightgirl)




・ 君と一緒に歩く、月の下


 月の下をふたりで歩いている。
 どこまでも、どこまでも、このまま歩き続けたいな。
 寂しさなんて、無縁な世界へ歩いて行こう。
 月の裏側に続く道を歩いて。




・弱音を隠す君の涙


 「弱音なんて言えない」って言った君は、
 本当に強いね。

 それは強がりではなく、
 君の透明なグラスがゆらゆらするくらい、
 涙でいっぱいになっているんだよ。

 君が頑張って、いっぱいにした涙を、
 僕が少しでも減らせるようにしたい。

 だから、もう、頑張らないで。




・さよならを直視できない


 「さよなら」
 そう告げた君を直視することができなかった。

 君と離れ離れになるのは、
 本意じゃないよ。

 だけど、君には君の事情があるし、
 自分には自分の事情があるんだ。

 ただ、それだけのことだけど、
 その壁が厚くて、溶かしきれないよ。

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