「会えないことの方が多いんだ、だからこれに関しては少しでも忘れることだと俺は思う。忘れるって言っても存在とか記憶が消えるわけじゃない。ただ少しでも感傷的になってしまう時間を減らすため、これはきっと自分のためでもあるし相手のためでもあるんじゃないか?」
私の質問に同情も、否定も肯定もせず真剣に向き合ってくれるおかげで私が思い込んでいたマイナスな結び目が解けてゆく。
「そうわかっているんだけど……どうしても、会いたくなるのよ」
「まあそうだな。気持ちの切り替えはそんなに簡単じゃないから」
少し意外だ。私の日ごろから思っている感情をあっという間に彼は口にしている。
彼もきっと、心に傷がつくような痛みを経験してるのかもしれない。
「だったら忘れないでやって欲しい。もしかしたら……そっちに振り切った方がいいのかもしれないので」
私からは出てこないような言葉が会話の中で飛び交う。この夢も私にとっての大きな経験になるかもしれない、そんな希望を抱くことができた。
「なんだか、篠木さんの眼差しが優しくなりましたね。やっぱりそっちの方があなたには似合ってます」
褒められ慣れていないせいか、体温が一気に上昇して爆発してしまいそうだ。恥ずかしいってきっとこうゆうことをいうのね。
「会話をすることがこんなに楽しいだなんて。凄くいい気分だ」
一瞬、私の心を読み上げられたように勘違いしてしまった。その事実に、嬉しさとさっきと同様恥ずかしさを感じて頬が熱を持つ。
ああ、もういっそのことこの夢に閉じこもってしまいたい。
私の質問に同情も、否定も肯定もせず真剣に向き合ってくれるおかげで私が思い込んでいたマイナスな結び目が解けてゆく。
「そうわかっているんだけど……どうしても、会いたくなるのよ」
「まあそうだな。気持ちの切り替えはそんなに簡単じゃないから」
少し意外だ。私の日ごろから思っている感情をあっという間に彼は口にしている。
彼もきっと、心に傷がつくような痛みを経験してるのかもしれない。
「だったら忘れないでやって欲しい。もしかしたら……そっちに振り切った方がいいのかもしれないので」
私からは出てこないような言葉が会話の中で飛び交う。この夢も私にとっての大きな経験になるかもしれない、そんな希望を抱くことができた。
「なんだか、篠木さんの眼差しが優しくなりましたね。やっぱりそっちの方があなたには似合ってます」
褒められ慣れていないせいか、体温が一気に上昇して爆発してしまいそうだ。恥ずかしいってきっとこうゆうことをいうのね。
「会話をすることがこんなに楽しいだなんて。凄くいい気分だ」
一瞬、私の心を読み上げられたように勘違いしてしまった。その事実に、嬉しさとさっきと同様恥ずかしさを感じて頬が熱を持つ。
ああ、もういっそのことこの夢に閉じこもってしまいたい。


