小野寺くんはちゃんとこの世界にいたんだ…。

私のそばにいてくれたんだ…。

この世界で私が起きるのを待ってくれていたのは、小野寺くんだったんだね。


「…あのね、小野寺くんに聞いてほしい話があるの」


私が見た長い夢を君に話そう。

この世界の小野寺くんと、もう一度本当の恋を始めるために…。