闇の王が消え、闇の力が消滅した後、セレナはノワールの元へ駆け寄った。

 「ノワール、大丈夫?」

 ノワールは疲れ切った様子で、セレナに微笑んだ。

 「ありがとう、セレナ……お前の信じる力が、俺を救った」

 「私が信じていたのは、あなたの中にある光だよ」

 セレナは涙を浮かべながら言った。

 「ノワール、あなたの過去も、闇の力も、全部受け入れる。だから、これから一緒に歩いていこう」

 ノワールはゆっくりと立ち上がり、セレナの手を取った。

 「俺……君のために、これからは光を取り戻すために戦うよ」

 セレナは頷いた。

 「一緒に、闇を消していこう」

 二人の手がしっかりと握られ、再び星の光が二人を照らす。

 ——そして、セレナとノワールの新たな冒険が始まった。