のうがき

 世の中にというよりも今となってしまったら解けない謎というものものもかなり多く存在していて、この世界の始まりであったり生命の誕生についてもどのような起源であるのかという謎を解きほぐせる人間というのも存在しておらず「鶏が先か卵が先か?」というように全ての種の起源についても謎に包まれているし、日本人の中で一番偉いという象徴とも呼ばれる人間というのが、「天皇」という存在となり得ているのであろうだろうとも考えなければならないし日本人の歴史を紐解くとすれば戦争や戦という事の積み重ねであったり生命の「生」と「死」を記録されたものとして残っていたり、これから後の世界に伝えられる事になるであろう現在の話や出来事の積み重ねの繰り返しとなるという事であることも間違いなく記録や記憶に残らなくても人間として産まれたのであれば少なくとも誰かの記憶や思い出の中に少なからず残ってもいるであろうし母親の心と身体の記憶として残っているはずである役所に出生届けを出さなければらないという手続きというのもあるであろうし受精されてから出産されるまでの母親の胎内での期間の記憶を保有しているなんていう事も中々無いことであるし母親の胎内であれば外界からの光も届いていないであろうし耳で音を聞けていたとしても音や言葉というもの認識出来るような下地というものを刷り込まれていないのであるから意識するという事も出来るわけも無いであろうし生存本能からであるのか、母親のお乳を探してというような事を人間だけでなく哺乳類の赤ん坊は行うようになっているのであるのだが、海の中の生物であったり野生の動物なんかのように食物連鎖の法則により他者に捕食されてしまうことで生命を失ってしまう場合と幸か不幸か他者に捕食される事なく十年、二十年、三十年と長生きしてしまうという事もあり必ず生命を落とすという事をこの世界において宿命づけられてしまっていて抗えないという現実という事に対して死への恐怖というものを持つようになったり病気や老いといったものにも心を痛めたり悩んだりしなければならないという構造となってしまっているので、何とかしなければなんて事を思った所で、人間の力で動向出来かねる門徒米であるのだからどうにもする事も出来ずいつもと変わらないように生活を続けなければならないのであるのだが、唯一無二の存在というものが私という存在なのである。