引っ越しの翌日から、僕は来客対応をしつつ婚約披露パーティーの準備を始めました。
エミリーさんも屋敷にやってきて、ブライアンさんや使用人と共にどんなことをするのかという確認を行います。
当日は、王城とオラクル公爵家から使用人の助っ人がくるそうです。
「基本的には、王城で行ったブレアとナンシーの結婚式を屋敷で行うだけよ。それに、面倒くさい貴族は既に排除されているし問題ないと思うわ」
「同じような流れを、エミリーとナオは経験しているわ。ナオ君なら、きっと大丈夫よ」
シャーロットさんと王妃様も打ち合わせに同席してくれたけど、みんな今回の婚約披露パーティーは大丈夫だと楽観視していました。
いやいや、僕は当事者だからとっても大変だと思うんだけどね。
エミリーさんも、同感だと僕の意見に同意していました。
「ナオ君のお母様もとても優秀な方だから、きっと上手くコントロールしてくれるはずよ」
レガリアさんも打ち合わせに参加していますが、残念ながら僕のお母さんは今日は実家です。
ここで、スラちゃんとドラちゃんがお母さんを呼んでくるとあっという間に行っちゃいました。
そして十分後、実家からやってきたお母さんが打ち合わせに参加していました。
「ナオ、こういう大事な打ち合わせはお母さんも呼びなさいね」
お母さんは、僕の母親として色々と手助けをしたいそうです。
そして、それぞれの母親があーでもないこーでもないと色々意見を言い始めました。
とっても助かるけど、僕とエミリーさんは何もすることが無くなっちゃいました。
「お二人は、基本的に司会の指示に従って動いて頂ければ問題ございません。将来の抱負などを簡単に話して頂くところがありますが、ナオ様なら特に問題ないかと」
「そうよね。ナオは、なんだかんだ言って柔軟に対応できるもんね」
ブライアンさん、エミリーさん、その言い方は思いっきりプレッシャーです。
こういうのは、手短に話した方がいいよね。
どんなことを話せばいいか、ちょっと考えておかないと。
そして、ブライアンさんはこんなことも言ってきました。
「普通、王家が絡むパーティーは莫大な予算が発生しますが、ナオ様の場合予算を心配しなくて済むのがとてもありがたいです」
僕は今まで稼いだ報酬の殆どをアイテムボックスに入れていたし、今回はスラちゃんもお金を出すと張り切っていました。
スラちゃんは僕のお兄ちゃん的存在だから、無事に婚約するのがとっても嬉しいみたいです。
「うーん、こちらはこうした方がいいわね」
「そうですわね、こっちにした方がいいですわ」
「来客を出迎えるために、花を飾りましょう。直ぐに手配しましょう」
そして、お母さんたちによって次々に色々なことが決まっていきました。
もう、細かいところはお母さんたちにお任せですね。
「ナオとエミリーさんは、堂々としていればいいのよ。立派な姿を見せれば、それだけで来賓は安心するものよ」
僕のお仕事は堂々とした姿だと、お母さんは言っていました。
エミリーさんも、それが一番だねと納得していました。
こうして、僕とナンシーさんの婚約披露パーティーの準備は着々と進んでいきました。
「「「「わーい!」」」」
「キュー!」
そして、今日も一時間の勉強を終えたアーサーちゃん、エドガーちゃん、セードルフちゃん、ルルちゃんが、ドラちゃんたちと一緒に元気よく庭で遊んでいました。
マリアさんが妊娠中っていうのもあるから、もしかしたら暫くは僕の屋敷がちびっこたちの遊び場になるかもしれませんね。
エミリーさんも屋敷にやってきて、ブライアンさんや使用人と共にどんなことをするのかという確認を行います。
当日は、王城とオラクル公爵家から使用人の助っ人がくるそうです。
「基本的には、王城で行ったブレアとナンシーの結婚式を屋敷で行うだけよ。それに、面倒くさい貴族は既に排除されているし問題ないと思うわ」
「同じような流れを、エミリーとナオは経験しているわ。ナオ君なら、きっと大丈夫よ」
シャーロットさんと王妃様も打ち合わせに同席してくれたけど、みんな今回の婚約披露パーティーは大丈夫だと楽観視していました。
いやいや、僕は当事者だからとっても大変だと思うんだけどね。
エミリーさんも、同感だと僕の意見に同意していました。
「ナオ君のお母様もとても優秀な方だから、きっと上手くコントロールしてくれるはずよ」
レガリアさんも打ち合わせに参加していますが、残念ながら僕のお母さんは今日は実家です。
ここで、スラちゃんとドラちゃんがお母さんを呼んでくるとあっという間に行っちゃいました。
そして十分後、実家からやってきたお母さんが打ち合わせに参加していました。
「ナオ、こういう大事な打ち合わせはお母さんも呼びなさいね」
お母さんは、僕の母親として色々と手助けをしたいそうです。
そして、それぞれの母親があーでもないこーでもないと色々意見を言い始めました。
とっても助かるけど、僕とエミリーさんは何もすることが無くなっちゃいました。
「お二人は、基本的に司会の指示に従って動いて頂ければ問題ございません。将来の抱負などを簡単に話して頂くところがありますが、ナオ様なら特に問題ないかと」
「そうよね。ナオは、なんだかんだ言って柔軟に対応できるもんね」
ブライアンさん、エミリーさん、その言い方は思いっきりプレッシャーです。
こういうのは、手短に話した方がいいよね。
どんなことを話せばいいか、ちょっと考えておかないと。
そして、ブライアンさんはこんなことも言ってきました。
「普通、王家が絡むパーティーは莫大な予算が発生しますが、ナオ様の場合予算を心配しなくて済むのがとてもありがたいです」
僕は今まで稼いだ報酬の殆どをアイテムボックスに入れていたし、今回はスラちゃんもお金を出すと張り切っていました。
スラちゃんは僕のお兄ちゃん的存在だから、無事に婚約するのがとっても嬉しいみたいです。
「うーん、こちらはこうした方がいいわね」
「そうですわね、こっちにした方がいいですわ」
「来客を出迎えるために、花を飾りましょう。直ぐに手配しましょう」
そして、お母さんたちによって次々に色々なことが決まっていきました。
もう、細かいところはお母さんたちにお任せですね。
「ナオとエミリーさんは、堂々としていればいいのよ。立派な姿を見せれば、それだけで来賓は安心するものよ」
僕のお仕事は堂々とした姿だと、お母さんは言っていました。
エミリーさんも、それが一番だねと納得していました。
こうして、僕とナンシーさんの婚約披露パーティーの準備は着々と進んでいきました。
「「「「わーい!」」」」
「キュー!」
そして、今日も一時間の勉強を終えたアーサーちゃん、エドガーちゃん、セードルフちゃん、ルルちゃんが、ドラちゃんたちと一緒に元気よく庭で遊んでいました。
マリアさんが妊娠中っていうのもあるから、もしかしたら暫くは僕の屋敷がちびっこたちの遊び場になるかもしれませんね。

