すると、シンシアさんの通信用魔導具に王城からの連絡が入りました。
「ヘンリーからの連絡ね。えーっと、オオボス侯爵領に戻るのは午後になりそうだから、引き続き私の指示で動いてって書いてあるわね。オオボス侯爵と接触していた王都の貴族の対応が忙しいみたいだわ。屋敷内は落ち着いたし、午後は予定通り領都内の捜索を行うわ」
「「「はい!」」」
僕たちもシンシアさんの方針に賛成だけど、その前にしっかりと食事をとらないとね。
実は、末の息子の配慮でオオボス侯爵家の食堂で昼食を出してくれる事になりました。
「そういえば、末息子さんは昼食を食べられていますか?」
「ありがたいことに、用意したものを完食しております」
昼食を食べながらオオボス侯爵家の屋敷の使用人に聞いてみたけど、しっかり食べられる様になるのが体調が良くなる一番の近道だもんね。
末息子は病気の影響で今まではあんまり食べられなかったらしく、使用人も嬉しそうに話していました。
末息子はオオボス侯爵やラスボス司教と違って使用人にもとても優しく接していたので、使用人としても末息子が元気になるのは嬉しいそうです。
これなら、オオボス侯爵家も上手くまとまるのではと思いますね。
僕たちもお腹いっぱいになったし、それに魔力も随分と回復しました。
早速、軍の護衛と共に町に繰り出しましょう。
「最初に、ラスボス司教がトップをしている教会に向かいましょう」
シンシアさんの指示で、最初に向かうところが決定しました。
教会はオオボス侯爵家の屋敷から歩いて直ぐの所にあるそうなので、僕たちは軍の護衛とともに歩いて向かいました。
程なくして教会に着いたけど、外見はただの大きな教会ですね。
「うーん、教会の中も特別変わったところはないですね……」
「流石に教会の中は一般の人達もくるからね。こういうのは、一般の人達が入れない本人の執務室に隠している事が多いわ」
僕の呟きにナンシーさんが返事をしてくれたけど、クロちゃんとギンちゃんも教会の奥が怪しいと言っています。
ちなみに、教会の中には一般の人達もいるけど軍の兵も忙しく動いていました。
僕達は、兵の案内でラスボス司教の執務室に入りました。
ガチャ。
「こちらになります」
「「「うわあ……」」」
ラスボス司教の執務室に入った途端、余りの衝撃に僕達は一斉に呆れた声を出してしまいました。
執務室の中は金品が大量に無造作に置かれていて、物凄く高級な司祭服も飾ってありました。
更に、何だか怪しい書類まで置いてあります。
「えーっと、教会経由で邪神教を広めようとしていたのね。はあ、更に忙しくなりそうね……」
エミリーさんが手にした書類を見て頭が痛そうな表情をしたけど、これは王都の教会も直ぐに動かないといけないね。
直ぐにシンシアさんが通信用魔導具で王都に連絡を取っていたけど、僕は別の作業を始めていました。
シュイン、もわーん。
「これはラスボス司教の物です。この指輪もそうですね。うーん、教会の物が何にもないですね……」
「それでも、確認して分別をしないといけないわ。悪いけど、暫く続けてくれるかしら」
僕は、シンシアさんの指示でこの部屋にある物の確認を鑑定魔法を使って行っていました。
殆どがラスボス司教の持ち物なので、空の木箱をアイテムボックスから取り出してドンドンと入れて行きました。
キキちゃんも手伝ってくれるけど、本当に凄い量の金品があるね。
「じゃあ、私たちは念の為に教会内を確認するわね」
「「アンアン!」」
ナンシーさんは、クロちゃんとギンちゃんと共にラスボス司教の執務室から教会内に戻りました。
既にラスボス司教の直属の部下などは拘束されているそうですけど、他にも邪神教の関係者がいるかもしれません。
普通の兵が見過ごしても、クロちゃんとギンちゃんなら直ぐに悪い人を見つけ出します。
「あっ、また木箱が一杯になっちゃった。新しい木箱を出しますね」
「ナオ君、お願いね。それにしても、とんでもない量の金品が次から次へと見つかるわね……」
僕は三個目の空の木箱をアイテムボックスから取り出したけど、シアちゃんとキキちゃんが次から次へと金品を見つけ出してきました。
シンシアさんもかなり呆れているけど、探し当てたものは今のところ全部ラスボス司教の私物でした。
一体どうやってこの教会を運営していたのか、思いっきり疑問に思ってきちゃった。
結局執務室の捜索はおやつの時間までかかってしまい、殆どがラスボス司教の私物でした。
「ヘンリーからの連絡ね。えーっと、オオボス侯爵領に戻るのは午後になりそうだから、引き続き私の指示で動いてって書いてあるわね。オオボス侯爵と接触していた王都の貴族の対応が忙しいみたいだわ。屋敷内は落ち着いたし、午後は予定通り領都内の捜索を行うわ」
「「「はい!」」」
僕たちもシンシアさんの方針に賛成だけど、その前にしっかりと食事をとらないとね。
実は、末の息子の配慮でオオボス侯爵家の食堂で昼食を出してくれる事になりました。
「そういえば、末息子さんは昼食を食べられていますか?」
「ありがたいことに、用意したものを完食しております」
昼食を食べながらオオボス侯爵家の屋敷の使用人に聞いてみたけど、しっかり食べられる様になるのが体調が良くなる一番の近道だもんね。
末息子は病気の影響で今まではあんまり食べられなかったらしく、使用人も嬉しそうに話していました。
末息子はオオボス侯爵やラスボス司教と違って使用人にもとても優しく接していたので、使用人としても末息子が元気になるのは嬉しいそうです。
これなら、オオボス侯爵家も上手くまとまるのではと思いますね。
僕たちもお腹いっぱいになったし、それに魔力も随分と回復しました。
早速、軍の護衛と共に町に繰り出しましょう。
「最初に、ラスボス司教がトップをしている教会に向かいましょう」
シンシアさんの指示で、最初に向かうところが決定しました。
教会はオオボス侯爵家の屋敷から歩いて直ぐの所にあるそうなので、僕たちは軍の護衛とともに歩いて向かいました。
程なくして教会に着いたけど、外見はただの大きな教会ですね。
「うーん、教会の中も特別変わったところはないですね……」
「流石に教会の中は一般の人達もくるからね。こういうのは、一般の人達が入れない本人の執務室に隠している事が多いわ」
僕の呟きにナンシーさんが返事をしてくれたけど、クロちゃんとギンちゃんも教会の奥が怪しいと言っています。
ちなみに、教会の中には一般の人達もいるけど軍の兵も忙しく動いていました。
僕達は、兵の案内でラスボス司教の執務室に入りました。
ガチャ。
「こちらになります」
「「「うわあ……」」」
ラスボス司教の執務室に入った途端、余りの衝撃に僕達は一斉に呆れた声を出してしまいました。
執務室の中は金品が大量に無造作に置かれていて、物凄く高級な司祭服も飾ってありました。
更に、何だか怪しい書類まで置いてあります。
「えーっと、教会経由で邪神教を広めようとしていたのね。はあ、更に忙しくなりそうね……」
エミリーさんが手にした書類を見て頭が痛そうな表情をしたけど、これは王都の教会も直ぐに動かないといけないね。
直ぐにシンシアさんが通信用魔導具で王都に連絡を取っていたけど、僕は別の作業を始めていました。
シュイン、もわーん。
「これはラスボス司教の物です。この指輪もそうですね。うーん、教会の物が何にもないですね……」
「それでも、確認して分別をしないといけないわ。悪いけど、暫く続けてくれるかしら」
僕は、シンシアさんの指示でこの部屋にある物の確認を鑑定魔法を使って行っていました。
殆どがラスボス司教の持ち物なので、空の木箱をアイテムボックスから取り出してドンドンと入れて行きました。
キキちゃんも手伝ってくれるけど、本当に凄い量の金品があるね。
「じゃあ、私たちは念の為に教会内を確認するわね」
「「アンアン!」」
ナンシーさんは、クロちゃんとギンちゃんと共にラスボス司教の執務室から教会内に戻りました。
既にラスボス司教の直属の部下などは拘束されているそうですけど、他にも邪神教の関係者がいるかもしれません。
普通の兵が見過ごしても、クロちゃんとギンちゃんなら直ぐに悪い人を見つけ出します。
「あっ、また木箱が一杯になっちゃった。新しい木箱を出しますね」
「ナオ君、お願いね。それにしても、とんでもない量の金品が次から次へと見つかるわね……」
僕は三個目の空の木箱をアイテムボックスから取り出したけど、シアちゃんとキキちゃんが次から次へと金品を見つけ出してきました。
シンシアさんもかなり呆れているけど、探し当てたものは今のところ全部ラスボス司教の私物でした。
一体どうやってこの教会を運営していたのか、思いっきり疑問に思ってきちゃった。
結局執務室の捜索はおやつの時間までかかってしまい、殆どがラスボス司教の私物でした。

