オオボス侯爵家への強制捜査も、中々大変でした。
というのも、またまた屋敷の入り口の門が固く閉ざされていたからです。
しかし、時間をかけていられないので、素早くスラちゃんが鍵開けをしました。
更に屋敷の玄関ドアや執務室のドアも閉まっていたので、すぐさまスラちゃんの鍵開けで中に入りました。
そして、執務室内で証拠隠滅を図ろうとした執事を捕縛し、次々と証拠品を押収していきました。
うん、まさか執事が執務室内に火を放とうとするなんて思いませんでした。
びっくりしたけど、直ぐに水魔法で火を消して事なきを得ました。
「「ワンワン!」」
「な、何だ何だ!?」
「拘束する、連れて行け!」
そんな中、屋敷内の捜索で大活躍したのがクロちゃんとギンちゃんでした。
次々と犯罪者を見つけていき、ナンシーさんが兵に指示をして拘束していきます。
なんと、屋敷の使用人の三割以上が連行されていきました。
更に、屋敷の外にある倉庫からとんでもない物が見つかりました。
ガララ。
「わあ、凄い数の暗黒杯です!」
「全く、こんな数を作るなんて。呆れてものが言えんな」
何と、大量の暗黒杯が倉庫の中にあったのです。
これには、僕だけでなくヘンリーさんもかなり呆れていました。
直ぐにみんなで手分けして暗黒杯に付いていた魔石を外し始めるけど、二十を超える暗黒杯が一気に稼働したらとんでもないことになるのは目に見えていました。
シュイン、ぴかー!
「念の為に浄化しました。もう大丈夫です」
「ナオ君、ありがとう。重要な物は押収したし、一度王城に戻ろう」
無事にオオボス侯爵家の屋敷の捜索も終わり、僕たちはヘンリーさんの指示で王城に戻りました。
僕たちは王城に着くと応接室に移動し、ようやく一息つきました。
流石に、もう魔力が空っぽに近いです。
「はあ、流石に疲れたわ……」
「キュー……」
エミリーさんもドラちゃんも魔力が空っぽに近いのでヘロヘロだったけど、何故か僕たちと一緒に浄化魔法を使っていたスラちゃんとシアちゃんは元気いっぱいだった。
そして、陛下やランディさんたちも応接室に入ってきました。
「皆のもの、今日はご苦労だった。明日は、王都とオオボス侯爵領の両面での捜査になる。ヘンリー達には、オオボス侯爵の捕縛と王都への護送を命じる」
「「「畏まりました」」」
応接室に入るなり、陛下は僕たちに労いの言葉をかけつつ明日の指示を出しました。
僕たちも席から立ち上がり、陛下に臣下の礼をします。
明日は、夜明けに王城を出発してオオボス侯爵領に向かうことになりました。
頑張って、朝早く起きないと駄目ですね。
そして、寝坊助の常連であるナンシーさんが起きられるか不安な表情を見せていました。
「オオボス侯爵領内には軍の駐屯地があるが、軍の司令を除いて明日のことは伝えていない。あくまでも、通常の軍事演習をするだけだと兵には伝えている」
陛下曰く、オオボス侯爵家への電撃作戦は機密事項なので口外しないように念を押されました。
と言っても、僕たちは魔力が尽きそうで眠くなってきていてそれどころではありませんでした。
先ずは、明日オオボス侯爵を捕縛することに専念しないと駄目ですね。
何とか根性で話し合いを乗り切ったけど、僕とドラちゃんは王城からオラクル公爵家に戻ってお風呂に入って夕食を食べたら、直ぐに部屋に戻って寝ちゃいました。
クロちゃんたちも一日動き回ったからかなり疲れちゃったらしく、直ぐにスヤスヤと寝始めました。
うーん、スラちゃんだけとても元気なのがやっぱり凄すぎます。
というのも、またまた屋敷の入り口の門が固く閉ざされていたからです。
しかし、時間をかけていられないので、素早くスラちゃんが鍵開けをしました。
更に屋敷の玄関ドアや執務室のドアも閉まっていたので、すぐさまスラちゃんの鍵開けで中に入りました。
そして、執務室内で証拠隠滅を図ろうとした執事を捕縛し、次々と証拠品を押収していきました。
うん、まさか執事が執務室内に火を放とうとするなんて思いませんでした。
びっくりしたけど、直ぐに水魔法で火を消して事なきを得ました。
「「ワンワン!」」
「な、何だ何だ!?」
「拘束する、連れて行け!」
そんな中、屋敷内の捜索で大活躍したのがクロちゃんとギンちゃんでした。
次々と犯罪者を見つけていき、ナンシーさんが兵に指示をして拘束していきます。
なんと、屋敷の使用人の三割以上が連行されていきました。
更に、屋敷の外にある倉庫からとんでもない物が見つかりました。
ガララ。
「わあ、凄い数の暗黒杯です!」
「全く、こんな数を作るなんて。呆れてものが言えんな」
何と、大量の暗黒杯が倉庫の中にあったのです。
これには、僕だけでなくヘンリーさんもかなり呆れていました。
直ぐにみんなで手分けして暗黒杯に付いていた魔石を外し始めるけど、二十を超える暗黒杯が一気に稼働したらとんでもないことになるのは目に見えていました。
シュイン、ぴかー!
「念の為に浄化しました。もう大丈夫です」
「ナオ君、ありがとう。重要な物は押収したし、一度王城に戻ろう」
無事にオオボス侯爵家の屋敷の捜索も終わり、僕たちはヘンリーさんの指示で王城に戻りました。
僕たちは王城に着くと応接室に移動し、ようやく一息つきました。
流石に、もう魔力が空っぽに近いです。
「はあ、流石に疲れたわ……」
「キュー……」
エミリーさんもドラちゃんも魔力が空っぽに近いのでヘロヘロだったけど、何故か僕たちと一緒に浄化魔法を使っていたスラちゃんとシアちゃんは元気いっぱいだった。
そして、陛下やランディさんたちも応接室に入ってきました。
「皆のもの、今日はご苦労だった。明日は、王都とオオボス侯爵領の両面での捜査になる。ヘンリー達には、オオボス侯爵の捕縛と王都への護送を命じる」
「「「畏まりました」」」
応接室に入るなり、陛下は僕たちに労いの言葉をかけつつ明日の指示を出しました。
僕たちも席から立ち上がり、陛下に臣下の礼をします。
明日は、夜明けに王城を出発してオオボス侯爵領に向かうことになりました。
頑張って、朝早く起きないと駄目ですね。
そして、寝坊助の常連であるナンシーさんが起きられるか不安な表情を見せていました。
「オオボス侯爵領内には軍の駐屯地があるが、軍の司令を除いて明日のことは伝えていない。あくまでも、通常の軍事演習をするだけだと兵には伝えている」
陛下曰く、オオボス侯爵家への電撃作戦は機密事項なので口外しないように念を押されました。
と言っても、僕たちは魔力が尽きそうで眠くなってきていてそれどころではありませんでした。
先ずは、明日オオボス侯爵を捕縛することに専念しないと駄目ですね。
何とか根性で話し合いを乗り切ったけど、僕とドラちゃんは王城からオラクル公爵家に戻ってお風呂に入って夕食を食べたら、直ぐに部屋に戻って寝ちゃいました。
クロちゃんたちも一日動き回ったからかなり疲れちゃったらしく、直ぐにスヤスヤと寝始めました。
うーん、スラちゃんだけとても元気なのがやっぱり凄すぎます。

