軍の施設も、軍船を直すドックだったり技術者がいたりと普通の軍の施設と違うところがありました。
中々興味深いところもあって、僕だけでなくエミリーさんも感心しているところがありました。
もちろん、機密情報のところは見学不可です。
こうして、無事に軍の施設の見学も終わり、僕たちは屋敷に戻ることになりました。
「あら、エミリー、ナオ君、おかえりなさい」
屋敷に戻ると、ニーナさんが僕たちを出迎えてくれました。
ヘンリーさんたちはまだ捕まえた邪神教の関係者への尋問をしているそうなので、僕たちは一旦屋敷の応接室に向かいました。
すると、ニーナさんがニコリとしながら僕に話しかけてきました。
「ふふ、ナオ君がちょっとご機嫌に見えるわ。船に乗るのが、そんなに楽しかったのかしら?」
おお、流石はニーナさんです。
僕が、軍船に乗って喜んでいるのを知っているみたいですね。
「はい、とっても楽しかったです! 海の上を進んでいくのが凄かったですし、イルカの大ジャンプも見ることが出来ました」
「そう、それはよかったわね。楽しんでもらえて何よりだわ」
僕だけでなくドラちゃんたちも楽しかったとアピールしているのもあって、ニーナさんとしてもホッとしているのでしょう。
そして、今度はエミリーさんに話しかけました。
「エミリーも、楽しかったって表情をしているわね」
「ナオも年相応にはしゃいでいて、見ていてとても楽しかったわ」
「ふふ、エミリーにも楽しんでもらって良かったわ」
何だか、別の理由でエミリーさんは軍船に乗るのを楽しんでいたみたいですね。
そして、そのまま応接室でニーナさんと色々お喋りをしていました。
前にエミリーさんたちがガンナー侯爵領に来たことを話していて、何だか面白いことを聞いちゃいました。
ガチャ。
「おっ、ナオ君とエミリーも戻っていたか」
少しすると、聴取を終えたヘンリーさんたちが応接室に入ってきました。
どうやら、何か手がかりを掴んだみたいですね。
でも、最初に僕とエミリーさんの話になりました。
「その様子だと、ナオ君は船を存分に楽しんだみたいだな」
「とっても楽しかったです。イルカや鳥が軍船の周囲にたくさんいて、何だか不思議な時間でした」
「もしかしたら、ナオ君だからこそ多くの動物が集まってきたのだろう。想像できる光景だ」
シンシアさんたちもうんうんと頷いているけど、僕はただはしゃいでいただけな気がします。
そして、改めてヘンリーさんが聴取結果を伝えてくれました。
「既に関係部署並びにガンナー侯爵には伝えているが、暗黒杯に魚の血を使っていた理由が分かった。一つは、魚の血を使ってどこまでダークミストができるかの実験をしていたということ。二つ目が一番の理由で、度重なる邪神教関係者の捕縛並びに治安向上により人の血を集めるのが難しくなっているということだ」
「つまりは、今までナオ君たちがやっていた浄化作業の効果が別のところで出てきたのよ」
シンシアさんがヘンリーさんの説明に補足してくれたけど、要は今まで地道にやってきた浄化作業、奉仕活動、スラム街の解体作業の効果が出てきているからだそうです。
なので、引き続き色々な活動をして邪神教の活動を縮小させていく方針だそうです。
「まだ、邪神教に支援をしている貴族がいるのは確かなことだ。今は邪神教の拠点を探しつつ、協力している貴族をあぶり出す必要がある。やることは山積しているが、地道に進めていくしかない」
ヘンリーさんの方針に、みんなが頷きました。
まだまだやることはたくさんあるし、一つ一つクリアしないとね。
すると、ヘンリーさんがこの後の活動について話しました。
「これでガンナー侯爵領での活動は終了となるが、まだ時間はある。そこで、午後は教会で奉仕活動をすることになった。今日は、私もスラちゃんも手伝う」
おお、ヘンリーさんも奉仕活動に参加するんだ。
王都での奉仕活動にも公務で参加しなかった時が多かったけど、いつもどんなことをしているんだろうか。
すると、不思議そうに思っていた僕にシンシアさんが色々と教えてくれました。
「ヘンリーは、こう見えて手先が器用なのよ。だから、簡単な料理とかはお手の物よ」
「こら、こう見えては余計だ」
ヘンリーさんがシンシアさんにツッコミを返していたけど、ヘンリーさんは何でもできそうなイメージがあるよ。
スラちゃんは料理ができると思うけど、僕は料理は全然駄目だから凄いと思うよ。
すると、この人も声をあげました。
「では、私も奉仕活動を手伝いましょう。ガンナー侯爵領に関することだから、私たちの誰かがいた方がいいわね」
ということで、ニーナさんも炊き出しに参加することになりました。
何だか、凄い奉仕活動になると思うよね。
中々興味深いところもあって、僕だけでなくエミリーさんも感心しているところがありました。
もちろん、機密情報のところは見学不可です。
こうして、無事に軍の施設の見学も終わり、僕たちは屋敷に戻ることになりました。
「あら、エミリー、ナオ君、おかえりなさい」
屋敷に戻ると、ニーナさんが僕たちを出迎えてくれました。
ヘンリーさんたちはまだ捕まえた邪神教の関係者への尋問をしているそうなので、僕たちは一旦屋敷の応接室に向かいました。
すると、ニーナさんがニコリとしながら僕に話しかけてきました。
「ふふ、ナオ君がちょっとご機嫌に見えるわ。船に乗るのが、そんなに楽しかったのかしら?」
おお、流石はニーナさんです。
僕が、軍船に乗って喜んでいるのを知っているみたいですね。
「はい、とっても楽しかったです! 海の上を進んでいくのが凄かったですし、イルカの大ジャンプも見ることが出来ました」
「そう、それはよかったわね。楽しんでもらえて何よりだわ」
僕だけでなくドラちゃんたちも楽しかったとアピールしているのもあって、ニーナさんとしてもホッとしているのでしょう。
そして、今度はエミリーさんに話しかけました。
「エミリーも、楽しかったって表情をしているわね」
「ナオも年相応にはしゃいでいて、見ていてとても楽しかったわ」
「ふふ、エミリーにも楽しんでもらって良かったわ」
何だか、別の理由でエミリーさんは軍船に乗るのを楽しんでいたみたいですね。
そして、そのまま応接室でニーナさんと色々お喋りをしていました。
前にエミリーさんたちがガンナー侯爵領に来たことを話していて、何だか面白いことを聞いちゃいました。
ガチャ。
「おっ、ナオ君とエミリーも戻っていたか」
少しすると、聴取を終えたヘンリーさんたちが応接室に入ってきました。
どうやら、何か手がかりを掴んだみたいですね。
でも、最初に僕とエミリーさんの話になりました。
「その様子だと、ナオ君は船を存分に楽しんだみたいだな」
「とっても楽しかったです。イルカや鳥が軍船の周囲にたくさんいて、何だか不思議な時間でした」
「もしかしたら、ナオ君だからこそ多くの動物が集まってきたのだろう。想像できる光景だ」
シンシアさんたちもうんうんと頷いているけど、僕はただはしゃいでいただけな気がします。
そして、改めてヘンリーさんが聴取結果を伝えてくれました。
「既に関係部署並びにガンナー侯爵には伝えているが、暗黒杯に魚の血を使っていた理由が分かった。一つは、魚の血を使ってどこまでダークミストができるかの実験をしていたということ。二つ目が一番の理由で、度重なる邪神教関係者の捕縛並びに治安向上により人の血を集めるのが難しくなっているということだ」
「つまりは、今までナオ君たちがやっていた浄化作業の効果が別のところで出てきたのよ」
シンシアさんがヘンリーさんの説明に補足してくれたけど、要は今まで地道にやってきた浄化作業、奉仕活動、スラム街の解体作業の効果が出てきているからだそうです。
なので、引き続き色々な活動をして邪神教の活動を縮小させていく方針だそうです。
「まだ、邪神教に支援をしている貴族がいるのは確かなことだ。今は邪神教の拠点を探しつつ、協力している貴族をあぶり出す必要がある。やることは山積しているが、地道に進めていくしかない」
ヘンリーさんの方針に、みんなが頷きました。
まだまだやることはたくさんあるし、一つ一つクリアしないとね。
すると、ヘンリーさんがこの後の活動について話しました。
「これでガンナー侯爵領での活動は終了となるが、まだ時間はある。そこで、午後は教会で奉仕活動をすることになった。今日は、私もスラちゃんも手伝う」
おお、ヘンリーさんも奉仕活動に参加するんだ。
王都での奉仕活動にも公務で参加しなかった時が多かったけど、いつもどんなことをしているんだろうか。
すると、不思議そうに思っていた僕にシンシアさんが色々と教えてくれました。
「ヘンリーは、こう見えて手先が器用なのよ。だから、簡単な料理とかはお手の物よ」
「こら、こう見えては余計だ」
ヘンリーさんがシンシアさんにツッコミを返していたけど、ヘンリーさんは何でもできそうなイメージがあるよ。
スラちゃんは料理ができると思うけど、僕は料理は全然駄目だから凄いと思うよ。
すると、この人も声をあげました。
「では、私も奉仕活動を手伝いましょう。ガンナー侯爵領に関することだから、私たちの誰かがいた方がいいわね」
ということで、ニーナさんも炊き出しに参加することになりました。
何だか、凄い奉仕活動になると思うよね。

