こうして、数日間は屋敷の捜査でとっても忙しい時間が過ぎていきました。
ヘンリーさんとスラちゃんがずっと尋問を行っていたので、リーフちゃんにアルバイトを頼んでいました。
サマンサお姉ちゃんもずっと付き合ってくれたけど、実家を襲った元締めだからととても張り切っていました。
捜査も一段落したので、今日はシャーロットさんのお茶会に呼ばれました。
「ねえ、このドレスで大丈夫なのかしら……」
「大丈夫よ、とっても似合っているわ」
「「おおー!」」
サマンサお姉ちゃんが不安そうに聞いてきたけど、実はお姉ちゃんもお茶会に招待されていました。
なので、ナンシーさんのドレスを借りて衣装合わせをしています。
ナンシーさんもサマンサお姉ちゃんもスタイル抜群なので、ドレスがよく似合いますね。
小さいきょうだいも、二人に拍手を送っていました。
僕も着替えを済ませたので、馬車に乗って王城に向かいました。
「な、何だか多くの人に見られるのって慣れないわね……」
「それはサマンサさんが美人だからなのよ。周囲の注目を集めているわね」
王城についても、サマンサお姉ちゃんに多くの人が注目していました。
中には、見とれている人もいますね。
そんな視線を浴びながら、僕たちはシャーロットさんの部屋に着きました。
「この度は、お招き頂きありがとうございます。また、大層な贈り物まで頂き、感謝申し上げます」
「いえいえ、こちらこそ急に招待しちゃったわね。それに、私の方がナオ君にお世話になったのだから当然のことなのよ」
サマンサお姉ちゃんがシャーロットさんに深々とお礼を言ったけど、そんなサマンサお姉ちゃんの事をシャーロットさんもニコリと見つめながら話をしていました。
挨拶も終わって席に座ると、興味津々なちびっ子がサマンサお姉ちゃんに話しかけてきた。
「ねーねー、ナオにーにのおねーちゃんなの?」
「なの?」
「ふふ、そうよ。ナオのおねーちゃんのサマンサよ」
「「おおー!」」
アーサーちゃんとエドガーちゃんは、もうサマンサお姉ちゃんに夢中になっちゃいました。
そんなサマンサお姉ちゃんに、シャーロットさんがこんなことを聞いてきました。
「ふふ、サマンサさん、何かナオ君の面白い話はないかしら?」
「そうですね、ナオが小さい時の話はどうでしょうか?」
「ききたーい!」
「たーい!」
「キュー!」
ちびっ子二人に加えてドラちゃんも話を聞きたいと、元気よく声を上げていました。
因みに、スラちゃんは今日もヘンリーさんと一緒に尋問をしています。帰りに合流することになりました。
そして、僕が赤ちゃんの時の話や、いつの間にかスラちゃんを連れてきたことを話していました。
「ナオも、双子のきょうだいが生まれた時はとても喜んでいたわ。あの大人しいナオがここまで喜ぶなんて、私も思わなかったわよ」
「「へー」」
「ふふ、誰だってきょうだいが生まれれば嬉しいわ。ナオ君に新たな気持ちが芽生えたのかもしれないわね」
特に話が盛り上がったのは、カエラとキースが生まれた時の話でした。
あの時は、僕も見様見真似で二人のお世話のつもりをしていたっけ。
スラちゃんは、とても器用に二人のお世話をしていました。
この頃から、スラちゃんはスーパースライムだったよね。
そして、昼食の時間になると、王族専用の食堂に案内されました。
陛下はまだ会議中らしく、また後でサマンサお姉ちゃんに話があるそうです。
豪華な昼食にサマンサお姉ちゃんが驚く中、王妃様がこんなことを提案してきました。
「サマンサさんも、新年の夜会に来たらどうかしら。ナオ君は元々参加予定だし、参加者の身内は夜会に来ても問題ないのよ」
「えっ、私が良いのですか?」
「全く問題ないわ。ふふ、『白銀の竜使い様』の姉がこんなにも美人だなんて知ったら、きっと周りの人も驚くはずよ」
元々新年の夜会が明後日の夜にあるので、僕もオラクル公爵家の面々も参加します。
オラクル公爵家の人々がいるとはいえ、サマンサお姉ちゃんがいるのは僕もとても心強いです。
そして、遅れて食堂に入ってきた陛下が、サマンサお姉ちゃんに凄いことを言ってきました。
「この度の国家反逆罪の摘発の功績を受け、サマンサに勲章を授けることになった。ヘンリーたちも、サマンサはよくやっていると褒めていたぞ」
「身に余る光栄です。感謝申し上げます」
サマンサお姉ちゃんが陛下に頭を深々と下げているけど、僕もサマンサお姉ちゃんはとっても頑張ったと思います。
そして、更に陛下が言葉を続けました。
「ちょうどドレスも着ているし、午後謁見を開くことにするか。勲章だけだから主要貴族がいれば大丈夫だな。アーサーとエドガーも、立派に立ち会いをするのだぞ」
「「おー!」」
こうして、急遽サマンサお姉ちゃんの謁見が行われました。
サマンサお姉ちゃんは、何でこんなことになったのだろうという表情をしていました。
でも、しっかりと対応していたのは、流石サマンサお姉ちゃんだと思いました。
そして、その日の夜はサマンサお姉ちゃんの勲章授与のお祝いがオラクル公爵家で行われました。
少し照れているサマンサお姉ちゃんを、みんなで笑顔で囲みました。
ヘンリーさんとスラちゃんがずっと尋問を行っていたので、リーフちゃんにアルバイトを頼んでいました。
サマンサお姉ちゃんもずっと付き合ってくれたけど、実家を襲った元締めだからととても張り切っていました。
捜査も一段落したので、今日はシャーロットさんのお茶会に呼ばれました。
「ねえ、このドレスで大丈夫なのかしら……」
「大丈夫よ、とっても似合っているわ」
「「おおー!」」
サマンサお姉ちゃんが不安そうに聞いてきたけど、実はお姉ちゃんもお茶会に招待されていました。
なので、ナンシーさんのドレスを借りて衣装合わせをしています。
ナンシーさんもサマンサお姉ちゃんもスタイル抜群なので、ドレスがよく似合いますね。
小さいきょうだいも、二人に拍手を送っていました。
僕も着替えを済ませたので、馬車に乗って王城に向かいました。
「な、何だか多くの人に見られるのって慣れないわね……」
「それはサマンサさんが美人だからなのよ。周囲の注目を集めているわね」
王城についても、サマンサお姉ちゃんに多くの人が注目していました。
中には、見とれている人もいますね。
そんな視線を浴びながら、僕たちはシャーロットさんの部屋に着きました。
「この度は、お招き頂きありがとうございます。また、大層な贈り物まで頂き、感謝申し上げます」
「いえいえ、こちらこそ急に招待しちゃったわね。それに、私の方がナオ君にお世話になったのだから当然のことなのよ」
サマンサお姉ちゃんがシャーロットさんに深々とお礼を言ったけど、そんなサマンサお姉ちゃんの事をシャーロットさんもニコリと見つめながら話をしていました。
挨拶も終わって席に座ると、興味津々なちびっ子がサマンサお姉ちゃんに話しかけてきた。
「ねーねー、ナオにーにのおねーちゃんなの?」
「なの?」
「ふふ、そうよ。ナオのおねーちゃんのサマンサよ」
「「おおー!」」
アーサーちゃんとエドガーちゃんは、もうサマンサお姉ちゃんに夢中になっちゃいました。
そんなサマンサお姉ちゃんに、シャーロットさんがこんなことを聞いてきました。
「ふふ、サマンサさん、何かナオ君の面白い話はないかしら?」
「そうですね、ナオが小さい時の話はどうでしょうか?」
「ききたーい!」
「たーい!」
「キュー!」
ちびっ子二人に加えてドラちゃんも話を聞きたいと、元気よく声を上げていました。
因みに、スラちゃんは今日もヘンリーさんと一緒に尋問をしています。帰りに合流することになりました。
そして、僕が赤ちゃんの時の話や、いつの間にかスラちゃんを連れてきたことを話していました。
「ナオも、双子のきょうだいが生まれた時はとても喜んでいたわ。あの大人しいナオがここまで喜ぶなんて、私も思わなかったわよ」
「「へー」」
「ふふ、誰だってきょうだいが生まれれば嬉しいわ。ナオ君に新たな気持ちが芽生えたのかもしれないわね」
特に話が盛り上がったのは、カエラとキースが生まれた時の話でした。
あの時は、僕も見様見真似で二人のお世話のつもりをしていたっけ。
スラちゃんは、とても器用に二人のお世話をしていました。
この頃から、スラちゃんはスーパースライムだったよね。
そして、昼食の時間になると、王族専用の食堂に案内されました。
陛下はまだ会議中らしく、また後でサマンサお姉ちゃんに話があるそうです。
豪華な昼食にサマンサお姉ちゃんが驚く中、王妃様がこんなことを提案してきました。
「サマンサさんも、新年の夜会に来たらどうかしら。ナオ君は元々参加予定だし、参加者の身内は夜会に来ても問題ないのよ」
「えっ、私が良いのですか?」
「全く問題ないわ。ふふ、『白銀の竜使い様』の姉がこんなにも美人だなんて知ったら、きっと周りの人も驚くはずよ」
元々新年の夜会が明後日の夜にあるので、僕もオラクル公爵家の面々も参加します。
オラクル公爵家の人々がいるとはいえ、サマンサお姉ちゃんがいるのは僕もとても心強いです。
そして、遅れて食堂に入ってきた陛下が、サマンサお姉ちゃんに凄いことを言ってきました。
「この度の国家反逆罪の摘発の功績を受け、サマンサに勲章を授けることになった。ヘンリーたちも、サマンサはよくやっていると褒めていたぞ」
「身に余る光栄です。感謝申し上げます」
サマンサお姉ちゃんが陛下に頭を深々と下げているけど、僕もサマンサお姉ちゃんはとっても頑張ったと思います。
そして、更に陛下が言葉を続けました。
「ちょうどドレスも着ているし、午後謁見を開くことにするか。勲章だけだから主要貴族がいれば大丈夫だな。アーサーとエドガーも、立派に立ち会いをするのだぞ」
「「おー!」」
こうして、急遽サマンサお姉ちゃんの謁見が行われました。
サマンサお姉ちゃんは、何でこんなことになったのだろうという表情をしていました。
でも、しっかりと対応していたのは、流石サマンサお姉ちゃんだと思いました。
そして、その日の夜はサマンサお姉ちゃんの勲章授与のお祝いがオラクル公爵家で行われました。
少し照れているサマンサお姉ちゃんを、みんなで笑顔で囲みました。

