夕方までとにかく治療を頑張ったけど、まだまだ怪我人が運び込まれてきます。
しかし、その数は一時期よりも少なくなりました。
すると、僕たちの交代メンバーが屋敷からやってきました。
「みんなお待たせ。ここからは、私とスラちゃんが対応するわ」
教会に、シンシアさんとスラちゃんが姿を見せました。
炊き出しをしているシスターさんも、軍人と交代していますね。
「すみません、お願いします」
「しっかり休むのよ。みんなが頑張ったのは、私もよく分かっているわ」
シンシアさんとスラちゃんが、ここからは任せろと言ってくれます。
一人と一匹なら、重傷者への治療もバッチリです。
ありがたく交代してもらって、僕たちは屋敷に向かいました。
「うーん、まだ町の被害が大きいですね」
「これだけ大きな災害が発生したのよ、そう簡単には復興できないわ」
屋敷の道中は、まだ多くの家が崩れたままでした。
町の広場にキャンプ地みたいなところが用意されているそうなので、家が崩れた人はそこに身を寄せているそうです。
今は夏に向かっていて寒くないけど、もし冬だったら寒くて凍えちゃうよね。
そして、屋敷に着くとまだ多くの人が忙しそうに動いていました。
軍の人たちも入っていて、廊下で屋敷の人と簡単な打ち合わせみたいなこともしていました。
そんな中、僕たちは応接室に向かいました。
「みんなお疲れ様、座ってくれ」
応接室では、ヘンリーさんがサンドイッチみたいなものを口にしながら資料を読んでいました。
僕たちも、サンドイッチとかを口にしながら話を聞くことにしました。
「明日朝、ドラちゃんとスラちゃんとともに王都に行って食料を運んでくる。今日は何とかなったが、明日以降の分が足らない」
「キュー」
食料はとっても大事だし、足らないのは大問題です。
炊き出しだけじゃ、住民の分はとても足りないよね。
もちろん、ドラちゃんも頑張るぞと頷いていました。
そして、僕にも仕事があるみたいです。
「ナオ君には、街道復旧工事を手伝ってもらいたい。物流をどうにかしないとならないのだが、それには街道がキチンとしているのが必要だ。軍のものを護衛につける」
「分かりました。僕も、全力で頑張ります」
「土魔法が使えるのがナオ君とスラちゃんしかいないから、どうしても負担をかけてしまう。他の街道の現場では、軍の土魔法使いが作業にあたる予定だ」
今は、軍がスコップで崩れたところを掘り進んでいて、何とか馬車一台通れるところまで進んだみたいです。
もっと街道が広がれば、他の町からの救援も早く来れるよね。
ここは、僕の頑張りどころです。
「他のものは、今日と同じだ。特に、エミリーとシアちゃんにはナオ君がいない分治療で負担をかける」
「お兄様、ご心配なく。それが、私たちに与えられた使命ですわ。ナオに負けないように頑張ります」
エミリーさんだけでなく、シアちゃんも触手をフリフリして大丈夫だとアピールしていました。
ポーションもたくさんあるので、軽傷者の治療をしなくて良いのがとても助かります。
ナンシーさんは、シンシアさんとともに臨機応変に対応することになりました。
「あと、シンシアとスラちゃんだが、今夜はこのまま教会で待機してもらう。急患が運び込まれる可能性もあるからな」
「じゃあ、僕とドラちゃんも教会に泊まりますか?」
「いや、それは止めておく。特に、ナオ君は一人で街道の復旧作業をしなくてはならないし、ドラちゃんも王都を二往復する可能性がある。二人は、しっかりと休んだ方がいい」
「じゃあ、代わりに私が教会に行きます。動ける人がいた方が良いでしょう」
ということで、僕とドラちゃんは今夜はしっかりと休むことになりました。
エミリーさんとシアちゃんも明日朝から治療を行うので、今夜はキチンと休みます。
ナンシーさんに、色々と対応をお願いすることになりました。
取り敢えず、話はここまでです。
お風呂に入るのはちょっとどうかということになったので、生活魔法で全員を綺麗にしました。
もう少ししたら、町の人を生活魔法で綺麗にしても良さそうですね。
そして、寝る場所は空いている客室を用意してもらいました。
僕としては庭にテントを立てて寝ても良いかなと思ったんだけど、安全の為にも屋敷の中にいて欲しいそうです。
ここは、男爵様のご厚意に甘えます。
「はあ、ドラちゃん大変なことになっちゃったね」
「キュー」
「でもしっかりと休んで、明日もみんなのために頑張ろうね」
「キュッ!」
多分、ヘンリーさんも遅くまで打ち合わせと王城への指示をしているんだろうね。
屋敷の外ではまだ人が忙しく動いているんだけど、僕とドラちゃんは魔力を殆ど使い果たしちゃったので夕食を食べたらとても眠くなってきました。
ベッドに潜り込むと、ドラちゃんと抱き合ってあっという間に眠ってしまいました。
しかし、その数は一時期よりも少なくなりました。
すると、僕たちの交代メンバーが屋敷からやってきました。
「みんなお待たせ。ここからは、私とスラちゃんが対応するわ」
教会に、シンシアさんとスラちゃんが姿を見せました。
炊き出しをしているシスターさんも、軍人と交代していますね。
「すみません、お願いします」
「しっかり休むのよ。みんなが頑張ったのは、私もよく分かっているわ」
シンシアさんとスラちゃんが、ここからは任せろと言ってくれます。
一人と一匹なら、重傷者への治療もバッチリです。
ありがたく交代してもらって、僕たちは屋敷に向かいました。
「うーん、まだ町の被害が大きいですね」
「これだけ大きな災害が発生したのよ、そう簡単には復興できないわ」
屋敷の道中は、まだ多くの家が崩れたままでした。
町の広場にキャンプ地みたいなところが用意されているそうなので、家が崩れた人はそこに身を寄せているそうです。
今は夏に向かっていて寒くないけど、もし冬だったら寒くて凍えちゃうよね。
そして、屋敷に着くとまだ多くの人が忙しそうに動いていました。
軍の人たちも入っていて、廊下で屋敷の人と簡単な打ち合わせみたいなこともしていました。
そんな中、僕たちは応接室に向かいました。
「みんなお疲れ様、座ってくれ」
応接室では、ヘンリーさんがサンドイッチみたいなものを口にしながら資料を読んでいました。
僕たちも、サンドイッチとかを口にしながら話を聞くことにしました。
「明日朝、ドラちゃんとスラちゃんとともに王都に行って食料を運んでくる。今日は何とかなったが、明日以降の分が足らない」
「キュー」
食料はとっても大事だし、足らないのは大問題です。
炊き出しだけじゃ、住民の分はとても足りないよね。
もちろん、ドラちゃんも頑張るぞと頷いていました。
そして、僕にも仕事があるみたいです。
「ナオ君には、街道復旧工事を手伝ってもらいたい。物流をどうにかしないとならないのだが、それには街道がキチンとしているのが必要だ。軍のものを護衛につける」
「分かりました。僕も、全力で頑張ります」
「土魔法が使えるのがナオ君とスラちゃんしかいないから、どうしても負担をかけてしまう。他の街道の現場では、軍の土魔法使いが作業にあたる予定だ」
今は、軍がスコップで崩れたところを掘り進んでいて、何とか馬車一台通れるところまで進んだみたいです。
もっと街道が広がれば、他の町からの救援も早く来れるよね。
ここは、僕の頑張りどころです。
「他のものは、今日と同じだ。特に、エミリーとシアちゃんにはナオ君がいない分治療で負担をかける」
「お兄様、ご心配なく。それが、私たちに与えられた使命ですわ。ナオに負けないように頑張ります」
エミリーさんだけでなく、シアちゃんも触手をフリフリして大丈夫だとアピールしていました。
ポーションもたくさんあるので、軽傷者の治療をしなくて良いのがとても助かります。
ナンシーさんは、シンシアさんとともに臨機応変に対応することになりました。
「あと、シンシアとスラちゃんだが、今夜はこのまま教会で待機してもらう。急患が運び込まれる可能性もあるからな」
「じゃあ、僕とドラちゃんも教会に泊まりますか?」
「いや、それは止めておく。特に、ナオ君は一人で街道の復旧作業をしなくてはならないし、ドラちゃんも王都を二往復する可能性がある。二人は、しっかりと休んだ方がいい」
「じゃあ、代わりに私が教会に行きます。動ける人がいた方が良いでしょう」
ということで、僕とドラちゃんは今夜はしっかりと休むことになりました。
エミリーさんとシアちゃんも明日朝から治療を行うので、今夜はキチンと休みます。
ナンシーさんに、色々と対応をお願いすることになりました。
取り敢えず、話はここまでです。
お風呂に入るのはちょっとどうかということになったので、生活魔法で全員を綺麗にしました。
もう少ししたら、町の人を生活魔法で綺麗にしても良さそうですね。
そして、寝る場所は空いている客室を用意してもらいました。
僕としては庭にテントを立てて寝ても良いかなと思ったんだけど、安全の為にも屋敷の中にいて欲しいそうです。
ここは、男爵様のご厚意に甘えます。
「はあ、ドラちゃん大変なことになっちゃったね」
「キュー」
「でもしっかりと休んで、明日もみんなのために頑張ろうね」
「キュッ!」
多分、ヘンリーさんも遅くまで打ち合わせと王城への指示をしているんだろうね。
屋敷の外ではまだ人が忙しく動いているんだけど、僕とドラちゃんは魔力を殆ど使い果たしちゃったので夕食を食べたらとても眠くなってきました。
ベッドに潜り込むと、ドラちゃんと抱き合ってあっという間に眠ってしまいました。

