4月1日。
今日から高2になる私は、付き合っている彼氏と長崎新地中華街を訪れていた。
ちなみに、ここに来るのは毎年冬にある長崎ランタンフェスティバル以来だ。
目の前には、中華街の象徴ともいえる赤い門。
それをくぐると本場の中国のような異国情緒が漂う飲食店や雑貨店が軒を連ねていて、何度来てもテンションが上がる。
私と同じく春休み中の学生がちらほらいたり、小さな子供を連れた家族や、外国人観光客などが行き来していてとても賑わっている。
どのお店からも美味しそうな匂いがして、どれを食べようか迷うくらい。
長崎名物の角煮まんじゅうや肉汁がジュワッと出てくる小籠包。
中にあんこが入っていて、可愛らしい見た目の桃まんじゅう。
それらを食べ歩きをしてお腹が満たされた私たちは次に路面電車に乗った。
昔、遠くに住んでいるいとこが遊びに来てくれた時、「道路を電車が走ってる!」ととても驚かれたことがあったが長崎県民の私は見慣れた光景で驚きはしない。


