それからというもの、僕は自殺未遂を繰り返し何度も生死を彷徨った。その度に樹里ちゃんに止められたが僕は諦めなかった。樹里ちゃんと一緒に居たい。樹里ちゃんのためならなんだってする。もう何度目かも分からない三途の川。樹里ちゃんが現れた。

『やぁ、樹里ちゃん。今回は数日振りかな?』

『そうね。』

『ねぇそろそろいい?』

『うん。いいよ。ともくんにとって、私の存在は大きすぎたんだね。いいよ、おいで。』

 三途の川の水位が下がり。歩ける程になる。僕は樹里ちゃんの元へ走り出す。穏やかで暖かい日差しが降り注いでいた。