
- 作品番号
- 1746639
- 最終更新
- 2025/03/22
- 総文字数
- 27,584
- ページ数
- 1ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 14
- ランクイン履歴
総合7位(2025/03/16)
青春・恋愛3位(2025/03/16)
高校二年生の6月25日。
私の目の前にクラスメイトの丹野 珀人(たんの はくと)が立っていた。その衝撃は声も出ないほどだった。
教室でクラスメイトが自分の前に立っているだけで、何故ここまで驚くのか。
それは丹野 珀人は教室の一番左側、後ろから二番目の席で今も普通に授業を受けているから。
にもかかわらず、一番前の席に座っている私の前にいるのだ。きっと意味が分からないと思う。私だって意味が分からない。
今、この教室に丹野 珀人が二人いる。
「あー! 伶菜は俺のことが見える感じ!?」
声も出ない私を見ても、目の前の丹野 珀人は気にせず続ける。
「伶菜は今から半年後の12月25日に俺と付き合います! そして、今から1年後の6月25日に自殺する。そして、それを止めようとした俺も巻き込まれて死にます!」
「だからさ、お互いのためにも付き合わない方が良いと思うんだよね。なので、俺は今から伶菜の彼氏作りを手伝います! 勿論、俺以外で!」
目の前の丹野 珀人は元気よくそう言い放った。
私の目の前にクラスメイトの丹野 珀人(たんの はくと)が立っていた。その衝撃は声も出ないほどだった。
教室でクラスメイトが自分の前に立っているだけで、何故ここまで驚くのか。
それは丹野 珀人は教室の一番左側、後ろから二番目の席で今も普通に授業を受けているから。
にもかかわらず、一番前の席に座っている私の前にいるのだ。きっと意味が分からないと思う。私だって意味が分からない。
今、この教室に丹野 珀人が二人いる。
「あー! 伶菜は俺のことが見える感じ!?」
声も出ない私を見ても、目の前の丹野 珀人は気にせず続ける。
「伶菜は今から半年後の12月25日に俺と付き合います! そして、今から1年後の6月25日に自殺する。そして、それを止めようとした俺も巻き込まれて死にます!」
「だからさ、お互いのためにも付き合わない方が良いと思うんだよね。なので、俺は今から伶菜の彼氏作りを手伝います! 勿論、俺以外で!」
目の前の丹野 珀人は元気よくそう言い放った。
- あらすじ
- ある日、伶菜の前に現れたのはクラスメイトの丹野 珀人だった。
「伶菜は今から半年後の12月25日に俺と付き合います!そして、今から1年後の6月25日に自殺する。そして、それを止めようとした俺も巻き込まれて死にます!」
お互いのために付き合わない方が良いと話す珀人はある提案を伶菜に持ちかける。
「俺と付き合わない?」
丹野 珀人(幽霊?)は私が丹野 珀人(実在)と付き合わないために彼氏を名乗り出た。