私は目が見えない。暗い。何も見えない。怖い。「助けて、助けて。」そう心のなかで叫び続けた。助けは来なかった。同情されるだけ。
同情なんていらない。心配なんていらない。助けてほしいだけなのに。「大丈夫?」「平気だよ。」かけられる言葉はこれだけだった。
そんな中君だけは違った。心配も同情もしない。でもそれが居心地が良かった。そう、初めての出会いは確か...。