それから、今までよりも地獄の訓練が始まった。まず、副隊長の光輝と息を合わせた攻撃をしなければいけない。吉を相手に戦えるだけの戦力が欲しかった。いくら吉が強くたって、一対二で負けたくはなかった。作戦はこうだ。私が先制攻撃で相手にダメージを蓄積させる。そして、隙が生まれたら光輝が重たい攻撃で一撃ワンパンだ。しかし、そう簡単に出来るわけでもなく、ずっと負け続けていた。
「おい、ちゃんとやれよ。」
「はっ、お前がしっかり合わせろよ。」
負けてはお互いを罵り合っていた。
「お前らなァ、一番隊のリーダー達が喧嘩してたら誰も付いてこなくなるぞ。…まったく。」
吉は呆れながらステージから降りてしまった。幼なじみだから練習なんてしないでも勝手に息が合うものだと思っていた。だか現実は、私が避けた後ろに光輝がいて光輝が殴られたり、隙が出来た時に私が退けず光輝に殴られてしまったり。私達が力を合わせるよりも、単独で戦っている方が強いなんて馬鹿げている。ため息を吐きながら光輝を見ると、光輝もため息を吐いていた。
「今みたいに合えば良いのに。」
本音が溢れてしまった。
「今、同じこと考えてた。意識して無い方が合うんじゃねぇの。」
「知らねぇよそんなの。」
私たちに共闘技は向いてないのかもしれない、そう思うともう一回ため息を吐いた。
「おい、ちゃんとやれよ。」
「はっ、お前がしっかり合わせろよ。」
負けてはお互いを罵り合っていた。
「お前らなァ、一番隊のリーダー達が喧嘩してたら誰も付いてこなくなるぞ。…まったく。」
吉は呆れながらステージから降りてしまった。幼なじみだから練習なんてしないでも勝手に息が合うものだと思っていた。だか現実は、私が避けた後ろに光輝がいて光輝が殴られたり、隙が出来た時に私が退けず光輝に殴られてしまったり。私達が力を合わせるよりも、単独で戦っている方が強いなんて馬鹿げている。ため息を吐きながら光輝を見ると、光輝もため息を吐いていた。
「今みたいに合えば良いのに。」
本音が溢れてしまった。
「今、同じこと考えてた。意識して無い方が合うんじゃねぇの。」
「知らねぇよそんなの。」
私たちに共闘技は向いてないのかもしれない、そう思うともう一回ため息を吐いた。



