数日後、久しぶりに吉から集合がかかった。清香に連絡を入れてからいつもの集い場へ向かう。そこにはもう、仮面とローブを着用した清香の姿があった。ステージには吉の姿がある。大体のメンバーが揃ったところで吉は話し始めた。
「前に元光線のメンバーが白虎に加わっただろ。そこでチームの編成をしようと思う。反対な者はいるかァ。」
吉の問いかけに手を挙げる者は一人たりともいなかった。
「よし、反対は無いようだな。チームはこっちで編成してある。では、発表する。最初に総長は変わらずこの俺、吉様だ。副総長も変わらない。そして、第一分隊。隊長は仮面の使徒、副隊長漆黒の太陽。異論のあるやつはこいつらと手合わせして良いぞォ。」
少しの間頭が真っ白になった。清香も同じらしく固まっていた。確かに、清香は強いから隊長になるのは納得だ。でも、何故加入したばかりの私が副隊長なのだ。それも一分隊の。
「あの、何で俺が一番隊副なんすか。まだ、入ったばかりで経験も浅いし、その仮面の使徒みたいに飛び切り強いわけでもない。」
気づいた時には手を挙げ、吉に質問していた。その問いかけに吉はいつものようにニカッと笑う。
「だってお前が言ったんだろ。仮面の使徒の事を守りたいって。だったら一番近くにいたほうがいいだろ、そう思っただけだ。」
吉なりの気遣いと、からかいが目に見える。
「ありゃしゃす。」
私はそう言い頭を下げることしか出来なかった。
「これから、夜露死苦ね。漆黒の太陽さん。」
清香が私だけに聞こえるように静かに呟いてきた。
「前に元光線のメンバーが白虎に加わっただろ。そこでチームの編成をしようと思う。反対な者はいるかァ。」
吉の問いかけに手を挙げる者は一人たりともいなかった。
「よし、反対は無いようだな。チームはこっちで編成してある。では、発表する。最初に総長は変わらずこの俺、吉様だ。副総長も変わらない。そして、第一分隊。隊長は仮面の使徒、副隊長漆黒の太陽。異論のあるやつはこいつらと手合わせして良いぞォ。」
少しの間頭が真っ白になった。清香も同じらしく固まっていた。確かに、清香は強いから隊長になるのは納得だ。でも、何故加入したばかりの私が副隊長なのだ。それも一分隊の。
「あの、何で俺が一番隊副なんすか。まだ、入ったばかりで経験も浅いし、その仮面の使徒みたいに飛び切り強いわけでもない。」
気づいた時には手を挙げ、吉に質問していた。その問いかけに吉はいつものようにニカッと笑う。
「だってお前が言ったんだろ。仮面の使徒の事を守りたいって。だったら一番近くにいたほうがいいだろ、そう思っただけだ。」
吉なりの気遣いと、からかいが目に見える。
「ありゃしゃす。」
私はそう言い頭を下げることしか出来なかった。
「これから、夜露死苦ね。漆黒の太陽さん。」
清香が私だけに聞こえるように静かに呟いてきた。



