みんなが先輩たちのやりとりに笑っていた。
あんなに私が必死に頭を働かせて考えていた問いの答えをこんなにも簡単に導き出してしまうなんて、そんなことでもときめいてしまう私はかなり沼にハマってきている。
ダメだ、この人にはカノジョがいるんだから。
好きになったって苦しくなるだけ…。
*
「俺、コーラ」
「ひゃあ…っ」
一通りスポーツを楽しみ次はボーリングにやってきた。
みんながボールを投げている間飲み物を買いに自販機に行くと、突然後ろから誰かに声をかけられ驚いて振り向く。
「あれ、買わないの?じゃあお先に」
目の前にいる輝星先輩に口をパクパクとさせていると、まくられたワイシャツから出ているたくましい腕が伸びてきてお金を入れた。
「宮本さんは何がいい?」
「え…っ、あ、烏龍茶で…」
さっき自己紹介をみんなでしたけど私の名前まで覚えてくれていたなんて嬉しくて、動揺しながらも反射的に答える。
あんなに私が必死に頭を働かせて考えていた問いの答えをこんなにも簡単に導き出してしまうなんて、そんなことでもときめいてしまう私はかなり沼にハマってきている。
ダメだ、この人にはカノジョがいるんだから。
好きになったって苦しくなるだけ…。
*
「俺、コーラ」
「ひゃあ…っ」
一通りスポーツを楽しみ次はボーリングにやってきた。
みんながボールを投げている間飲み物を買いに自販機に行くと、突然後ろから誰かに声をかけられ驚いて振り向く。
「あれ、買わないの?じゃあお先に」
目の前にいる輝星先輩に口をパクパクとさせていると、まくられたワイシャツから出ているたくましい腕が伸びてきてお金を入れた。
「宮本さんは何がいい?」
「え…っ、あ、烏龍茶で…」
さっき自己紹介をみんなでしたけど私の名前まで覚えてくれていたなんて嬉しくて、動揺しながらも反射的に答える。



