カノジョがいる人を好きになってしまった時点でやめられたらよかったのに。
そうすればこんなに苦しまなくてすんだのに…。
「…そっか。ごめん、私凛花のこと知った気になって、前に“凛花ならカノジョいる人好きにならない”って決めつけたよね…?そのせいで誰にも言えなかったんだよね。ごめんね、溜め込ませちゃって」
「え…?引かないの…?カノジョがいる人を好きになった私は、最低なのに…」
ギュッと恵美ちゃんたちが自分の手を私の手に重ねてきた。
「あのね、凛花。この世に好きになっちゃダメな人なんていないよ。そりゃ世間一般的にカノジョがいる人を好きになるってどうなんだって言う人もいるかもしれないけど、それでも私たちは凛花が輝星先輩を好きなら応援する!だって友達の好きな人だもん」
にこっと微笑まれ、必死に我慢していた涙が床に吸い込まれていく。
そっか…。私、先輩のことを好きでいてもいいんだ…。
「…凛花!」
恵美ちゃんたちが笑いながら涙を拭ってくれていると、突然教室に入ってきた先輩が大声で私の名前を呼んできた。
「…え?せんぱ…」
戸惑う私の腕を掴んできた先輩は、そのまま周りの目も気にせずに教室を飛び出して行った。
そうすればこんなに苦しまなくてすんだのに…。
「…そっか。ごめん、私凛花のこと知った気になって、前に“凛花ならカノジョいる人好きにならない”って決めつけたよね…?そのせいで誰にも言えなかったんだよね。ごめんね、溜め込ませちゃって」
「え…?引かないの…?カノジョがいる人を好きになった私は、最低なのに…」
ギュッと恵美ちゃんたちが自分の手を私の手に重ねてきた。
「あのね、凛花。この世に好きになっちゃダメな人なんていないよ。そりゃ世間一般的にカノジョがいる人を好きになるってどうなんだって言う人もいるかもしれないけど、それでも私たちは凛花が輝星先輩を好きなら応援する!だって友達の好きな人だもん」
にこっと微笑まれ、必死に我慢していた涙が床に吸い込まれていく。
そっか…。私、先輩のことを好きでいてもいいんだ…。
「…凛花!」
恵美ちゃんたちが笑いながら涙を拭ってくれていると、突然教室に入ってきた先輩が大声で私の名前を呼んできた。
「…え?せんぱ…」
戸惑う私の腕を掴んできた先輩は、そのまま周りの目も気にせずに教室を飛び出して行った。



