ただ一つ違うのは、それでも輝星先輩のことが好きだということ。その気持ちだけはなくせないこと。
「…そっか。それならいいんだ。ごめんね、変なこと言って」
「いえ…」
朱莉さんはふと何かを思い出したように、ポケットから細長い券のようなものを取り出すと私に向かって差し出してきた。
「そういえば輝星から聞いたんだけど、今日公開のこの映画の原作、凛花ちゃんも好きなんでしょ?私も好きでチケット買ったんだけど、一枚余っててもしよかったらもらってくれない?日付は今日なんだけど」
「え…っ、いいんですか?」
朱莉さんの言葉がずっと気になって、“マジ恋”の公開初日だというのにうっかりチケット予約を忘れてしまっていたのだ。
だから観に行くのは明日以降だなと諦めていたのに、まさかチケットをもらえるなんて。
「捨てるのももったいないし、もらってよ」
「ありがとうございます…!」
「じゃ、私はもう行くね。またねー」
予鈴が鳴って朱莉さんはヒラヒラと手を振りながら行ってしまった。
こんなに優しくしてもらう権利なんて私にはないのに、それでも甘えてしまう私はやっぱり最低だ。
「…そっか。それならいいんだ。ごめんね、変なこと言って」
「いえ…」
朱莉さんはふと何かを思い出したように、ポケットから細長い券のようなものを取り出すと私に向かって差し出してきた。
「そういえば輝星から聞いたんだけど、今日公開のこの映画の原作、凛花ちゃんも好きなんでしょ?私も好きでチケット買ったんだけど、一枚余っててもしよかったらもらってくれない?日付は今日なんだけど」
「え…っ、いいんですか?」
朱莉さんの言葉がずっと気になって、“マジ恋”の公開初日だというのにうっかりチケット予約を忘れてしまっていたのだ。
だから観に行くのは明日以降だなと諦めていたのに、まさかチケットをもらえるなんて。
「捨てるのももったいないし、もらってよ」
「ありがとうございます…!」
「じゃ、私はもう行くね。またねー」
予鈴が鳴って朱莉さんはヒラヒラと手を振りながら行ってしまった。
こんなに優しくしてもらう権利なんて私にはないのに、それでも甘えてしまう私はやっぱり最低だ。



