「いつもと同じだと飽きるかなって思って」

「ううん!じゃあ帰ろー。凛花ちゃんは最寄り何駅なのー?」

「え、えっと…」


…今のは、なに?牽制?

もしかしてさっきこっそり手を繋いでいたことがバレた…?


朱莉さんは何事もなかったかのように、先輩の隣で明るく笑っていた。