こそっと耳打ちをされて、くすぐったさに耳を押さえながらきっと先輩を睨みつける。
こんなことをしてバレたらどうするつもりだ…!
「そういえば“マジ恋”の実写化もうすぐだね。第二弾の予告見た?」
「えっ、見てないです。予告公開されたんですか?」
「うん。つい一時間前くらいに」
先輩が自分のスマホで予告動画を検索すると、スマホに繋いだイヤホンを渡してくれた。
私の大好きな少女漫画“マジ恋”はもうすぐ実写化映画が公開される。
できれば先輩と観に行きたいけど、さすがにどこで誰に見られるかはわからないしデートはできないよな…。
「わ、すごい!ここって3巻の当て馬男子が出てくるシーンですよね!原作そっくり…」
片耳イヤホンをして小さなスマホで一緒の動画を見ているからか、先輩が至近距離にいることにやっと気づきドキッとする。
待って、これはさすがに…。
「凛花と輝星先輩っていつの間に仲良くなってたのー?」
ふとこちらを見ていた恵美ちゃんにそんなことを尋ねられ、咄嗟にイヤホンを外す。
「あの、えっと…」
こんなことをしてバレたらどうするつもりだ…!
「そういえば“マジ恋”の実写化もうすぐだね。第二弾の予告見た?」
「えっ、見てないです。予告公開されたんですか?」
「うん。つい一時間前くらいに」
先輩が自分のスマホで予告動画を検索すると、スマホに繋いだイヤホンを渡してくれた。
私の大好きな少女漫画“マジ恋”はもうすぐ実写化映画が公開される。
できれば先輩と観に行きたいけど、さすがにどこで誰に見られるかはわからないしデートはできないよな…。
「わ、すごい!ここって3巻の当て馬男子が出てくるシーンですよね!原作そっくり…」
片耳イヤホンをして小さなスマホで一緒の動画を見ているからか、先輩が至近距離にいることにやっと気づきドキッとする。
待って、これはさすがに…。
「凛花と輝星先輩っていつの間に仲良くなってたのー?」
ふとこちらを見ていた恵美ちゃんにそんなことを尋ねられ、咄嗟にイヤホンを外す。
「あの、えっと…」



