えーっとじゃあまず
名前は?

「つみれ、、、です」

つみれ、、、って

あのおでんに入ってる?

あごめんなさい(笑)
痛い痛い!
すぐでこぴんしないでよ!

「いやだって、酷いよ」

もーごめんって

「僕だって気にしてるんですよ
だっておでんの具ですよ?!
親まじでどういう神経してんだろって思った。」

あー本人もそっち系ね、、ははは、、、

「でもいちいち気にしてると病むだけだし時間の無駄ですからね」

うん、そーよね。

「で、早く本題!
もう名前のことはいいですから。
流石に遅すぎ。
もう読者半分くらいリタイアしてますよきっと。
今読んでくれてる人きっと、めっちゃお人好しですよ。
こんなにだらっだらした物語誰が読むんだよ、、、」

え、それあんた自分に言ってる?
まあいいや。

よし。もう始めよっか。
耳の穴よぉーくかっぽじって聞きなさーい!
えっへん




「これは私が生まれたところから始まる物語」


実はね、私人間じゃないんだよ。正確にいうと。

んーなんていうの?
悪魔?エルフ?妖精?
知らんけど。

お母さんはね、人間だった。
まあ、もう顔も覚えてないんだけどね。
数千年前の話だから。

「えちょっと待って!何歳?もしかしておばさん?!」

おばさんは酷いでしょ、おばさんはー!!
なによ。まったくもう。
よく見なさいよこのびゅーてぃふるな美女をっ!!

「あ、、、はい。
すいやせん。」

ちょっと何その反応。

「そういや、まだ名前聞いてなかったですよね?」

え、今それ聞く?
このタイミングで、、、
まったく、、、

私の名前は

ハンナ

苗字はもう忘れた。

「どっかで聞いたことが、、、」

いい!話戻すよ!
もー、こういうのって雰囲気が大切なんだから、、、



でね、お母さんはある日、私を身籠ったの。

でもお母さんには夫はいなかった。
だから恐怖を覚えたの。
このお腹の子は誰との子かって。
最後までお母さんにはわからなかった。

でもきちんと産んでくれたんだ。
自分の子だから。

まあそんなわけで不思議な子供が生まれた。



でも成長するにつれ、私には明らかに他人とは違うところがあったんだ。