「別に。ちょっとね……」 椅子に座り頬杖をつけて、口角を上げた。 「なんだよ、つれないな」 ブッと口を尖らして、チェッとつまらそう に聡はしていた。 実は相変わらず、携帯でゲームをしていた。 明。 俺、お前に出会えて、どのくらい変わったか分からないよな。 三六〇度? いや、角度がつけないほど変 わった。