腹を抱えて陸与陽は笑っていた。
手入れさせた綺麗な白い歯を輝かせて、思う存分、笑
っていた。
「明。面白いね。変態って。アハハアハハ」
お腹を両手で押さえて、笑って、笑いすぎ
たのか目から涙が出ていた。
「なっ……! 本当のことじゃないか」
僕は頬を膨らませて、陸与陽に反抗した。
陸与陽は僕に近づいて、僕の頬を触ってき
た。
「冷たいね、明の頬」
陸与陽は僕の冷たい頬を優しく撫で、きり
っとした目が笑うと、小さくなってとても可
愛いと思ってしまう。
いやいや、可愛いのはもちろんだけど、触
られている頬が徐々に赤くなっていた。
これ以上、このまま触られると陸与陽が赤
くなっているのに気づかれてしまう。
触られた頬を気にしながらも、頬よりも陸
与陽に熱を帯びた視線を感じた。
僕は恥ずかしくなり、陸与陽から視線を逸
らす。
「あの…からかってる?」
「ねぇ、明? 与陽って呼んでくれないの?」
僕の質問を無視して、僕の頬から髪をなで
てきた。
「……ちょっと待って。あの、僕の話聞いて
くれる?」
僕の髪を撫でていた陸与陽の右腕を僕は掴
んで、与陽の目を捕える。
手入れさせた綺麗な白い歯を輝かせて、思う存分、笑
っていた。
「明。面白いね。変態って。アハハアハハ」
お腹を両手で押さえて、笑って、笑いすぎ
たのか目から涙が出ていた。
「なっ……! 本当のことじゃないか」
僕は頬を膨らませて、陸与陽に反抗した。
陸与陽は僕に近づいて、僕の頬を触ってき
た。
「冷たいね、明の頬」
陸与陽は僕の冷たい頬を優しく撫で、きり
っとした目が笑うと、小さくなってとても可
愛いと思ってしまう。
いやいや、可愛いのはもちろんだけど、触
られている頬が徐々に赤くなっていた。
これ以上、このまま触られると陸与陽が赤
くなっているのに気づかれてしまう。
触られた頬を気にしながらも、頬よりも陸
与陽に熱を帯びた視線を感じた。
僕は恥ずかしくなり、陸与陽から視線を逸
らす。
「あの…からかってる?」
「ねぇ、明? 与陽って呼んでくれないの?」
僕の質問を無視して、僕の頬から髪をなで
てきた。
「……ちょっと待って。あの、僕の話聞いて
くれる?」
僕の髪を撫でていた陸与陽の右腕を僕は掴
んで、与陽の目を捕える。



