ブーブー
「もしもし、大地くん?」
「どうしたの、急に電話なんて」
「いや、聞きたいことあるんだけど」
「なに?」
心臓がバクバクする。
私は先輩のこと信じてる、信じてるよ。
「あの、そんなわけないことはわかってるんだけどね、もしかして浮気とかしてる?」
「え?誰から聞いたの」
慌てた様子で、少し裏返った声でそう言った
「誰から聞いたのってことはしてるの?」
大地くんは黙り込んでしまった。
「信じてたのに、その子とはどう言う関係なの?」
私は思っていたより冷静にそう質問を投げかけた
「付き合ってる、優奈より先に」
「私より先ってことは、私が浮気相手ってこと?」
「うん、そういうこと」
予想外の展開に私は言葉を失う。
「どっち」
「どっちってなにが?」
「本命はどっちなの」
「…」
「私じゃないんだね」
「うん、ごめん」
こんなこと言われても大地くんのことを信じて好きって思っている私がいる
それが悔しくて悔しくて涙が溢れる。
「相手は誰なの?」
「ネットの人、2年くらい前から付き合ってる」
「私と会ったり、寝落ちしたり、映画デート行ったりしてたのはなんで?私に少しも気がなかったの?」
「ネットだし、会えなかったから寂しかった。映画デートはあの時彼女と倦怠期になってて、いいかなって思って誘った。」
そうなんだ、あの時大地くんが私に優しくしてくれたのってただの彼女の埋め合わせ。
彼女に庇ってもらえない淋しさを私で埋めてただけなんだね。
「そっか、じゃあ私のことは少しも本当に好きじゃなかったんだね」
「好きじゃないって言ったら嘘になるかな、少しは好きって思ってたよ。」
そんなこと言われたら、離れにくいじゃん、最後くらい突き放してよ。
「相手は私の存在知ってるの?」
「まだ知らない」
「そうなんだ、私たち別れよっか」
「うん、ごめんね」
謝らないでよ、もう嫌いにさせてよ。
「うん、大丈夫」
「俺のこと、嫌いになった?」
「さーね」
「そっか」
嫌いになれるわけ無いけど、離れないと彼女さんにも申し訳ないし、何より自分のためにもならない。
もう終わりなんだから
そう思い私は自分の気持ちに蓋をした。
「もしもし、大地くん?」
「どうしたの、急に電話なんて」
「いや、聞きたいことあるんだけど」
「なに?」
心臓がバクバクする。
私は先輩のこと信じてる、信じてるよ。
「あの、そんなわけないことはわかってるんだけどね、もしかして浮気とかしてる?」
「え?誰から聞いたの」
慌てた様子で、少し裏返った声でそう言った
「誰から聞いたのってことはしてるの?」
大地くんは黙り込んでしまった。
「信じてたのに、その子とはどう言う関係なの?」
私は思っていたより冷静にそう質問を投げかけた
「付き合ってる、優奈より先に」
「私より先ってことは、私が浮気相手ってこと?」
「うん、そういうこと」
予想外の展開に私は言葉を失う。
「どっち」
「どっちってなにが?」
「本命はどっちなの」
「…」
「私じゃないんだね」
「うん、ごめん」
こんなこと言われても大地くんのことを信じて好きって思っている私がいる
それが悔しくて悔しくて涙が溢れる。
「相手は誰なの?」
「ネットの人、2年くらい前から付き合ってる」
「私と会ったり、寝落ちしたり、映画デート行ったりしてたのはなんで?私に少しも気がなかったの?」
「ネットだし、会えなかったから寂しかった。映画デートはあの時彼女と倦怠期になってて、いいかなって思って誘った。」
そうなんだ、あの時大地くんが私に優しくしてくれたのってただの彼女の埋め合わせ。
彼女に庇ってもらえない淋しさを私で埋めてただけなんだね。
「そっか、じゃあ私のことは少しも本当に好きじゃなかったんだね」
「好きじゃないって言ったら嘘になるかな、少しは好きって思ってたよ。」
そんなこと言われたら、離れにくいじゃん、最後くらい突き放してよ。
「相手は私の存在知ってるの?」
「まだ知らない」
「そうなんだ、私たち別れよっか」
「うん、ごめんね」
謝らないでよ、もう嫌いにさせてよ。
「うん、大丈夫」
「俺のこと、嫌いになった?」
「さーね」
「そっか」
嫌いになれるわけ無いけど、離れないと彼女さんにも申し訳ないし、何より自分のためにもならない。
もう終わりなんだから
そう思い私は自分の気持ちに蓋をした。
