翌日、アルバイトの集合場所に指定されている場所へと向かう。十分くらい電車に揺られると目的の駅へと辿り着いたので、コインロッカーで大きな荷物を預けた。バイト先に持っていくわけにはいかない。それに少しでも疑われる要素は排除しておきたかった。
そこからさらに十五分程度歩いた所に、申し込んだ引っ越し会社があった。自動ドアをくぐり、受付にバイトに来た旨を伝えるとそのままロッカー室へと案内される。
バイト用のロッカーの一つを開けるとそこには制服が入っていて着替えるように促された。共有している服のようで若干萎れていた。臭くはないのでクリーニングはされているようだ。ならば、気にする必要はないだろう。
急いで制服に着替えると、今度は中庭らしき小さく開けた場所に案内される。そこは制服を着た人達が思い思いに待機している場所だった。俺と同じ日雇いアルバイトだろうか。
ここで待っているように俺に伝えると受付の人は去ってしまう。どうやらここでしばらく時間を潰さないといけないみたいだ。
周りを見渡すとほとんどの人が携帯端末を弄っていた。俺もそうしたかったが、買い切りタイプのモジュールカードの為、無駄にデータ通信をするわけにはいけない。しかし、今時携帯端末を所持していない事で何か疑われたら嫌なので、電源は付けないままに弄っているフリをして時間が経過するのを待った。
しばらくぼんやりとしながら待つと同じ格好をした社員らしきがやってきて、アルバイト一人一人に指示を出し始める。俺の所にやってくると、無造作にファイルを渡されて沢山あるトラックの中の一つの助手席に乗るように命じられた。
ファイルの中を確認すると本日向かう家の情報が書かれていた。何も説明が無かったがこれを確認しておけという事なのだろうか。
それからしばらく経たないうちに運転席に今まで顔を合わせた事の無い人が乗り込んできて挨拶をしてきて、車は走り出した。
運転しているのは正社員の人だろうか。今の俺と同じであまり話さないタイプで黙々とラジオを聴いて運転していた。以前ならこの沈黙に耐えられそうになかったが、余計な詮索されないことがとてもありがたく思えた。
俺も話すつもりは無かったので、受け取ったファイルを開いて熟読し始める。
十五分くらい車に揺られると一件目の家へと辿り着く。依頼主に運転していた社員らしき人が挨拶したのでそれに倣って軽く挨拶を行う。
いよいよ、仕事が本格的に始まるのだろう。俺は分からないように一度深呼吸を行うと気合を入れ直した。
仕事内容は指示された通りに段ボールや荷物を淡々と乗ってきたトラックに積み込んでいくという作業を繰り返していくというものだった。壁や床を傷つけない事だけ気を付けておけば後は何も考えなくてよく、身体を動かしておけばよかった。
それを午前中と午後とで二件のみと行った。
心配していたような詮索されるような事は無く、淡々と時間は過ぎていき、仕事を終えて会社に戻ると今日の分の給料が入った封筒が渡されて解散となった。
最寄りの駅に戻ってコインロッカーから荷物を取り出すと昨日泊まったネットカフェとば別の所に行き、チェックインを済ませる。流石に連続で行けば怪しまれるに決まっている。幸いな事にこの都市部にはネットカフェが何十件とある。そこを毎日ローテーションしていけば、大丈夫だろう。
チェックインを済ませて部屋へと入ると全身疲労で一気に崩れて床に伏せてしまった。
二件のみで、それもワンルームの部屋で荷物が少ないにも関わらず慣れない事をやった事もあり、身体はかなり疲労したのだろう。
それでも精神的には一番軽かった。今後の見通しが付いた事もあるが、やっぱり誰かに必要とされた事が何より嬉しかったのかもしれない。
何もする気が起きなくてそのまま寝てしまう。次の日、昼前に起きてみるとやはり全身筋肉痛となっていた。
今日は休む日にしよう。そう決めるもその分お金も稼げないので不安が押し寄せてくるが、大丈夫だと何度も自分に言い聞かせた。休まなければ身体か精神かどちらかが壊れてしまう。それだけは避けなければ。
全身が臭くてベトベトとしていた為、とりあえずシャワールームを借りて昨日の汗を流しきる。疲労感も一緒に流せたような気がしたけれど、全身の痛みは変わりなかった。
そのままネットカフェに滞在しても勿体ない為、チェックアウトを済ませて公園へと移動する。
曜日感覚が無くなっていたが、どうやら休日らしく外に出ると人が沢山で溢れていた。これならば、昼間何処に居ても怪しまれないだろう。荷物を駅前のコインロッカーに預けると近くにある大きな公園に行き、ベンチに横になって身体を休めた。
なに、明日から毎日働けばいいのだ。何も考えずに休もう。
気持ちを落ち着かせると、俺の意識はすぐに消失した。
そこからさらに十五分程度歩いた所に、申し込んだ引っ越し会社があった。自動ドアをくぐり、受付にバイトに来た旨を伝えるとそのままロッカー室へと案内される。
バイト用のロッカーの一つを開けるとそこには制服が入っていて着替えるように促された。共有している服のようで若干萎れていた。臭くはないのでクリーニングはされているようだ。ならば、気にする必要はないだろう。
急いで制服に着替えると、今度は中庭らしき小さく開けた場所に案内される。そこは制服を着た人達が思い思いに待機している場所だった。俺と同じ日雇いアルバイトだろうか。
ここで待っているように俺に伝えると受付の人は去ってしまう。どうやらここでしばらく時間を潰さないといけないみたいだ。
周りを見渡すとほとんどの人が携帯端末を弄っていた。俺もそうしたかったが、買い切りタイプのモジュールカードの為、無駄にデータ通信をするわけにはいけない。しかし、今時携帯端末を所持していない事で何か疑われたら嫌なので、電源は付けないままに弄っているフリをして時間が経過するのを待った。
しばらくぼんやりとしながら待つと同じ格好をした社員らしきがやってきて、アルバイト一人一人に指示を出し始める。俺の所にやってくると、無造作にファイルを渡されて沢山あるトラックの中の一つの助手席に乗るように命じられた。
ファイルの中を確認すると本日向かう家の情報が書かれていた。何も説明が無かったがこれを確認しておけという事なのだろうか。
それからしばらく経たないうちに運転席に今まで顔を合わせた事の無い人が乗り込んできて挨拶をしてきて、車は走り出した。
運転しているのは正社員の人だろうか。今の俺と同じであまり話さないタイプで黙々とラジオを聴いて運転していた。以前ならこの沈黙に耐えられそうになかったが、余計な詮索されないことがとてもありがたく思えた。
俺も話すつもりは無かったので、受け取ったファイルを開いて熟読し始める。
十五分くらい車に揺られると一件目の家へと辿り着く。依頼主に運転していた社員らしき人が挨拶したのでそれに倣って軽く挨拶を行う。
いよいよ、仕事が本格的に始まるのだろう。俺は分からないように一度深呼吸を行うと気合を入れ直した。
仕事内容は指示された通りに段ボールや荷物を淡々と乗ってきたトラックに積み込んでいくという作業を繰り返していくというものだった。壁や床を傷つけない事だけ気を付けておけば後は何も考えなくてよく、身体を動かしておけばよかった。
それを午前中と午後とで二件のみと行った。
心配していたような詮索されるような事は無く、淡々と時間は過ぎていき、仕事を終えて会社に戻ると今日の分の給料が入った封筒が渡されて解散となった。
最寄りの駅に戻ってコインロッカーから荷物を取り出すと昨日泊まったネットカフェとば別の所に行き、チェックインを済ませる。流石に連続で行けば怪しまれるに決まっている。幸いな事にこの都市部にはネットカフェが何十件とある。そこを毎日ローテーションしていけば、大丈夫だろう。
チェックインを済ませて部屋へと入ると全身疲労で一気に崩れて床に伏せてしまった。
二件のみで、それもワンルームの部屋で荷物が少ないにも関わらず慣れない事をやった事もあり、身体はかなり疲労したのだろう。
それでも精神的には一番軽かった。今後の見通しが付いた事もあるが、やっぱり誰かに必要とされた事が何より嬉しかったのかもしれない。
何もする気が起きなくてそのまま寝てしまう。次の日、昼前に起きてみるとやはり全身筋肉痛となっていた。
今日は休む日にしよう。そう決めるもその分お金も稼げないので不安が押し寄せてくるが、大丈夫だと何度も自分に言い聞かせた。休まなければ身体か精神かどちらかが壊れてしまう。それだけは避けなければ。
全身が臭くてベトベトとしていた為、とりあえずシャワールームを借りて昨日の汗を流しきる。疲労感も一緒に流せたような気がしたけれど、全身の痛みは変わりなかった。
そのままネットカフェに滞在しても勿体ない為、チェックアウトを済ませて公園へと移動する。
曜日感覚が無くなっていたが、どうやら休日らしく外に出ると人が沢山で溢れていた。これならば、昼間何処に居ても怪しまれないだろう。荷物を駅前のコインロッカーに預けると近くにある大きな公園に行き、ベンチに横になって身体を休めた。
なに、明日から毎日働けばいいのだ。何も考えずに休もう。
気持ちを落ち着かせると、俺の意識はすぐに消失した。

