プールサイドは忘れない

青春・恋愛

プールサイドは忘れない
作品番号
1744760
最終更新
2025/02/04
総文字数
8,069
ページ数
1ページ
ステータス
完結
いいね数
4
「ねえ、きみもサボり?」





出会いは、最悪中の最悪。





「もしも、わたしがかぐや姫だって言ったら信じる?」





言動は意味不明。





「月に帰ったら、きみの事も忘れちゃうのかな⋯⋯」






14時半、プールサイドで泣いていた。




そんなきみと過ごした7日間。






「17歳って、素敵だったね。掴めそうな距離で消えちゃう流れ星みたいで」






7日目が終わる時。

きみは、僕を置いて月にかえってしまった。






「きみが忘れちゃってもいいよ。きっときみがいたことをプールサイドは忘れないから」






今日もプールサイドはきつい塩素の匂いがした。
あらすじ
「大丈夫だよ、プールサイドは忘れないから」きみの言葉にこめられた真意なんて、きつい塩素の匂いがするプールサイドで7日間膝をかかえたくらいでわかるはずがなかった。

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