三国志というジャンルには根強い固定ファンがおり、いつの時代も絶えず題材とされている。『三国志陰陽大戦』シリーズもそんな三国志をモチーフとした創作物の一つだが、陰陽道を中心としたストーリー、戦闘システムになっているのが特徴の一つである。



 このゲームには呂布や関羽などお馴染みの実在した武将がキャラクターとして登場するのだが、その中で異色を放つのが『三国志陰陽大戦2』に登場した『玄勗』である。後漢に属する陰陽道を専門とする軍師、研究者とされているが、このキャラクターは史実に基づかない完全オリジナルである。陰陽道というテーマを掘り下げるために設置されたとも考えることができるが、とあるバグがこのキャラクターにまつわるオカルティックな噂を生んでいる。

 このゲームには漢字表記モードとひらがな表記モードを切り替えることができるシステムが存在するのだが、モードが勝手に切り替わってしまうというバグが至るところで発生する。玄勗と会話する際に特定の手順を踏むとバグが発生し強制的にひらがな表記モードになってしまうのだが、その状態で玄勗と会話すると玄勗のセリフが「げんきょくは かわしまゆいたろう」となるのだ。ちなみにバグを発生させずに玄勗と話した場合はストーリーの進行状態に応じて玄勗のセリフが変わるのだが、「げんきょくは かわしまゆいたろう」に相当するセリフは確認されていない。

 「げんきょく」は玄勗のことを指しているのだろうと推測できるが、「かわしまゆいたろう」に関してはどう解釈しても適切な文章が思い浮かばない。というよりはどう見ても日本人のフルネームに見えてしまう。

 この噂にもう一つ絡んでくるのが、スタッフクレジットだ。このゲームには作中のBGMの編曲を担当した麻生克也氏の名前はクレジットされているのだが、作曲者の名前がどこにも記載されていない。作中で使われているBGMは三国志陰陽大戦オリジナルのものなので作曲者は確かに存在するはずなのだが、2024年現在でもその名前は公式には発表されていない。

 玄勗は作中で董卓にその功績を横取りされ暗殺されてしまうのだが、霊になった状態で呂布に力を貸し、共に董卓を討つことで玄勗の無念は晴らされるというストーリーになっている。これは作曲、つまり原曲を担当した「かわしまゆいたろう」という人物が何者か(恐らく麻生克也氏)に自分の成果を横取りされたことを恨み、制作現場に霊障を起こし続けたため玄勗を「かわしまゆいたろう」氏に見たて、その無念を晴らすようなストーリーにして霊を鎮めたのではないかというのが噂の全容である。この噂が真実だとしたらそれでもスタッフクレジットから名前を取り下げなかった麻生氏の度胸はなかなかのものである

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[メモ]
自分の時間ができると意外とやることねーな
平日誰も遊んでくれねぇし
ゆりは仕事忙しいって言うし
みんな結婚とかして幸せになってんなぁあーあ良いご身分だなあーあ
俺もゆりと結婚するかどうか決めなきゃな
でもフリーターの状態で?
→フリーターじゃなくてライターだ自信を持て