『ネクストユニバースオンライン』、通称NUOはfantasiaによって開発、2006年まで運営されていたMMOである。UNOがサービス開始された1998年にはUltima onlineなどの大型タイトルが存在していたものの、多くの人にとってMMOが身近な存在であるとは言えない状況であった。そんな状況の中家庭用ゲーム機で遊べるMMOとして発売されたUNOがゲームプレイヤーたちに与えた衝撃は大きい。

 このゲームにはラウンジと呼ばれるプレイヤーたちが集まり交流する場所があるのだが、そこには「HoneyPie」という名前のプレイヤーキャラクターが24時間365日いつでもいるというのだ。筆者もすぐに確認してみたのだが、やはりそこにはHoneyPieという名前のキャラクターが立ち、踊るようなモーションをとり続けていた。



 HoneyPieは常にオンライン状態になっており、少なくともゲームは立ち上げ続けている状態にあるようだ。私はゲームのチャット機能を使ってHoneyPieにコンタクトを試みた。「こんにちは」と返すと数秒で「趨デ」と返ってきた。これにはかなり驚いた。というのも筆者がチャットを送ったのは夜中の3時半だったからである。「毎日ここにいるんですか?」と送ってみたが、今度は「魋゜溟」と返ってきた。その後もレスポンスはすぐに返ってくるが同じような要領を得ない言葉が返ってくるだけだった。

 調査によるとHoneyPieは1999年8月頃からNUOに住む地縛霊と呼ばれ始めたようだ。HoneyPieが地縛霊と呼ばれ持て囃されたのには、NUOが未来の日本であるという設定とも関係している。ラウンジは現在の日本で言うところの大阪の道頓堀にあたり、HoneyPieは道頓堀に投身自殺をしUNOの時代でも未だ成仏できていないという話が尾鰭的に付いたようだ。2005年にはファンによる聖地巡礼を問題視するネット記事も出ている。

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[メモ]
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