「り、りょ、遼平」
なかなか慣れない。なぜだろう。他の奴の名前呼びなんて何とも思わないのに遼平の名前を呼ぼうとすると恥ずかしくなってしまう。それと最近遼平の事を目で追ってしまう自分がいる。
やっぱりアイツはめちゃくちゃイケメンだった。それに優しい。女子たちにもキャーキャー言われていた。
彼女はいるのだろうか。そう言えば今までそんな話になった事がなかった。
部活終わりにいつもの公園で聞いて見る事にした。
「りょ、遼平は彼女いるのか?」
「はー?いる訳ないじゃん。こんなに毎日お前といるのに。でも、好きな奴はいるかな。」
まじか、好きな奴がいるのか、、何かショック。
えっ?なんで俺がショックを受けてるんだ。訳わかんねー。いろいろな感情が混ざり合って遼平がこの後何を話していたのかもあまり覚えていなかった。
昼休み、いつもならダラダラしているのに弁当箱を片付け遼平はどこかへ行ってしまった。
「遼平どこ行ったん?」
「あー、告白の呼び出しじゃない?」
と友達は言った。え、俺聞いてないけど。でも俺は遼平の何でもないんだから俺に伝える必要がないのか。
納得しているようなしていないような。ただ何かに焦っていたのを覚えている。
家に帰ってからも胸のザワザワが消えなかった。
遼平の事ばかり考えてしまう。
好きな奴がいる事、告白されていた事。あの笑顔を独り占め出来る子がいるなんて羨ましい。
ん?羨ましい?あー、そうだったのか。
俺はこの時やっと気づいたんだ。遼平の事が好きだって事に。でもこの思いは絶対に気づかれてはいけない。俺は遼平の友達なんだから。
弁当を食べ終わり呼び出された場所へ行く。
小柄な可愛らしい子が待っていた。
入学した時から好きだと一生懸命伝えてくれた。
でも俺は好きな奴がいると告白を断った。
これで高校に入ってから3回目。断る方もかなり大変だ。何とも言えない申し訳なさがある。
告白する子達はどれだけの勇気を振り絞っているのだろう。俺はいつかアイツに好きだと言えるのだろうか。いや、俺が告白なんてしたらアイツを困らせてしまうだけだ。やっぱり俺には友達というポジションが合っている。何がなんでもそう思うようにした。
康太は部活が終わると何も言わずに先に帰ってしまった。こんな事は初めてだったから驚いたし、何かしてしまったのかと今日1日の出来事を思い返す。
でも何も思い当たらない。モヤモヤしたまま家に帰る。夕飯を食べても風呂に入ってもこのモヤモヤは消えなかった。だから電話して直接聞く事にした。
「康太?お前何も言わずに先帰ったなー。」と少しおどけたように問いかけてみる。
「体調悪かったのか?」と聞いてみると
「いや、別に」と返ってきた。
体調が悪かったわけじゃないんだ、と聞いて少しホッとした。
「今日はお前と唐揚げ食べようと思ってたのに」と俺が言うと「遼平、今日告白されたって聞いて」と康太が言った。
告白された事なんて知られたくなかった。
康太には言うなと釘を刺しておいたのにアイツが言ったんだな、、と友達を少し恨んだりした。
気まずい空気が流れる。
「彼女と一緒に帰るのかと思って、俺邪魔しちゃ悪いから先に帰った」と康太が言った。
そうだったのか。俺が付き合ったと勘違いしたんだ。
「俺、断ったよ。告白。好きな奴いるし。」
俺はハッキリと康太に伝えた。
康太は「そっか。」とだけ言った。
少しだけ声のトーンが明るくなった気がした。
なかなか慣れない。なぜだろう。他の奴の名前呼びなんて何とも思わないのに遼平の名前を呼ぼうとすると恥ずかしくなってしまう。それと最近遼平の事を目で追ってしまう自分がいる。
やっぱりアイツはめちゃくちゃイケメンだった。それに優しい。女子たちにもキャーキャー言われていた。
彼女はいるのだろうか。そう言えば今までそんな話になった事がなかった。
部活終わりにいつもの公園で聞いて見る事にした。
「りょ、遼平は彼女いるのか?」
「はー?いる訳ないじゃん。こんなに毎日お前といるのに。でも、好きな奴はいるかな。」
まじか、好きな奴がいるのか、、何かショック。
えっ?なんで俺がショックを受けてるんだ。訳わかんねー。いろいろな感情が混ざり合って遼平がこの後何を話していたのかもあまり覚えていなかった。
昼休み、いつもならダラダラしているのに弁当箱を片付け遼平はどこかへ行ってしまった。
「遼平どこ行ったん?」
「あー、告白の呼び出しじゃない?」
と友達は言った。え、俺聞いてないけど。でも俺は遼平の何でもないんだから俺に伝える必要がないのか。
納得しているようなしていないような。ただ何かに焦っていたのを覚えている。
家に帰ってからも胸のザワザワが消えなかった。
遼平の事ばかり考えてしまう。
好きな奴がいる事、告白されていた事。あの笑顔を独り占め出来る子がいるなんて羨ましい。
ん?羨ましい?あー、そうだったのか。
俺はこの時やっと気づいたんだ。遼平の事が好きだって事に。でもこの思いは絶対に気づかれてはいけない。俺は遼平の友達なんだから。
弁当を食べ終わり呼び出された場所へ行く。
小柄な可愛らしい子が待っていた。
入学した時から好きだと一生懸命伝えてくれた。
でも俺は好きな奴がいると告白を断った。
これで高校に入ってから3回目。断る方もかなり大変だ。何とも言えない申し訳なさがある。
告白する子達はどれだけの勇気を振り絞っているのだろう。俺はいつかアイツに好きだと言えるのだろうか。いや、俺が告白なんてしたらアイツを困らせてしまうだけだ。やっぱり俺には友達というポジションが合っている。何がなんでもそう思うようにした。
康太は部活が終わると何も言わずに先に帰ってしまった。こんな事は初めてだったから驚いたし、何かしてしまったのかと今日1日の出来事を思い返す。
でも何も思い当たらない。モヤモヤしたまま家に帰る。夕飯を食べても風呂に入ってもこのモヤモヤは消えなかった。だから電話して直接聞く事にした。
「康太?お前何も言わずに先帰ったなー。」と少しおどけたように問いかけてみる。
「体調悪かったのか?」と聞いてみると
「いや、別に」と返ってきた。
体調が悪かったわけじゃないんだ、と聞いて少しホッとした。
「今日はお前と唐揚げ食べようと思ってたのに」と俺が言うと「遼平、今日告白されたって聞いて」と康太が言った。
告白された事なんて知られたくなかった。
康太には言うなと釘を刺しておいたのにアイツが言ったんだな、、と友達を少し恨んだりした。
気まずい空気が流れる。
「彼女と一緒に帰るのかと思って、俺邪魔しちゃ悪いから先に帰った」と康太が言った。
そうだったのか。俺が付き合ったと勘違いしたんだ。
「俺、断ったよ。告白。好きな奴いるし。」
俺はハッキリと康太に伝えた。
康太は「そっか。」とだけ言った。
少しだけ声のトーンが明るくなった気がした。
