今日もまた1番に来ていた。
家から学校までの距離は俺よりも遠いはずなのに毎日偉すぎ。俺はこの時間に来るだけで精一杯なのに。
でも、こうやって康太と朝一で話せるのがめっちゃ嬉しいんだよな。
こんな事を思っているなんて絶対に悟られまいと普通のフリをして俺は毎日話しかけている。
康太の存在は中学の頃から知っていた。
市内の別々の中学校に通っていた俺たちは公式戦の度に顔を合わせていた。
「片岡中にめちゃくちゃ肩が良い外野がいるらしいから見にいこうぜ!」
チームメイトが興奮気味に話している。
試合の合間だった事もあり何気なく見に行ってみる事にした。その肩が良い外野が康太だった。派手さは無いがひとつひとつの動作がとても綺麗で見惚れてしまったのを覚えている。その時から俺は康太のファンになった。
部活を引退してからは勉強ばかりの毎日だった。行きたい高校は俺の頭ではかなり厳しかったから。進学校で野球部がそこそこ強くて、、、
でも1番の理由は「片岡中の肩が強いあの外野が受験するらしい」と聞いたから。
本当にアイツが受験するかも分からないのに。一緒に野球がしたい。今思えばそれだけじゃなかったのかもしれない。もう1度会いたかったんだ。
家から学校までの距離は俺よりも遠いはずなのに毎日偉すぎ。俺はこの時間に来るだけで精一杯なのに。
でも、こうやって康太と朝一で話せるのがめっちゃ嬉しいんだよな。
こんな事を思っているなんて絶対に悟られまいと普通のフリをして俺は毎日話しかけている。
康太の存在は中学の頃から知っていた。
市内の別々の中学校に通っていた俺たちは公式戦の度に顔を合わせていた。
「片岡中にめちゃくちゃ肩が良い外野がいるらしいから見にいこうぜ!」
チームメイトが興奮気味に話している。
試合の合間だった事もあり何気なく見に行ってみる事にした。その肩が良い外野が康太だった。派手さは無いがひとつひとつの動作がとても綺麗で見惚れてしまったのを覚えている。その時から俺は康太のファンになった。
部活を引退してからは勉強ばかりの毎日だった。行きたい高校は俺の頭ではかなり厳しかったから。進学校で野球部がそこそこ強くて、、、
でも1番の理由は「片岡中の肩が強いあの外野が受験するらしい」と聞いたから。
本当にアイツが受験するかも分からないのに。一緒に野球がしたい。今思えばそれだけじゃなかったのかもしれない。もう1度会いたかったんだ。
