「今からお前の家行くから。」
昼寝から目覚めぼんやりしながら携帯を見ると遼平からメッセージがきていた。
え、俺ん家来るの?今から?
そのメッセージは1時間前に送信されていた。
焦った俺はそのまま家を飛び出した。
高校に通っている人の中でも俺の家は遠い方だと思う。俺の事を心配してここまで来てくれるのだろうか。保健室の後、遼平から何回か連絡はきていたが、どうやって返信すればいいのか分からなくなってしまいそのままにしていた。
最寄駅に着くと背の高い学生が携帯を睨みながらこちらの方へやってくるところだった。
「遼平!」そう呼ぶとこちらを見て驚いた顔をした。
「お前体は大丈夫なのか?」
「うん。肩以外は。」
「遠いのにここまで来てくれてありがとな。ここじゃなんだから近くに公園あるからそこ行こうぜ。」
俺たちはコンビニで軽く買物をして公園へ向かった。
2人で公園のベンチに座る。
「お前、何で連絡くれないの?心配するじゃん。」
やっぱりそうきたか。恥ずかしくて何て返信すればいいか分からなかった、、なんて本当の事は言えない。
それに他にも伝えなければいけない事があった。
「遼平、俺この間肩打っただろ。その時に肩の腱が切れちゃって野球続けられなくなっちゃったんだ。」
「え、、、」
遼平は何とも言えない表情で俺の事を見ている。
俺も何て言ったらいいのか分からず沈黙が続いた。
「だから野球部も辞めようと思って。」
「辞めるなよ。」食い気味に遼平が言った。
「辞めるなんて言うなよ、、、何の為に俺が今まで頑張ってきたと思ってるんだよ。お前にかっこいいと思ってもらう為に俺は、、、」
「あ、でも軽いキャッチボールくらいなら出来るようになるかもな、いつか。」
遼平が暗くなっているので俺はわざとらしく楽しそうに言った。
遼平がそんな風に思っていたなんて。
聞き間違いでは無かった。
それはまるで俺の事が好きなように聞こえた。
俺の心臓は爆発してしまうのではないかと思うほど
高鳴っていた。
昼寝から目覚めぼんやりしながら携帯を見ると遼平からメッセージがきていた。
え、俺ん家来るの?今から?
そのメッセージは1時間前に送信されていた。
焦った俺はそのまま家を飛び出した。
高校に通っている人の中でも俺の家は遠い方だと思う。俺の事を心配してここまで来てくれるのだろうか。保健室の後、遼平から何回か連絡はきていたが、どうやって返信すればいいのか分からなくなってしまいそのままにしていた。
最寄駅に着くと背の高い学生が携帯を睨みながらこちらの方へやってくるところだった。
「遼平!」そう呼ぶとこちらを見て驚いた顔をした。
「お前体は大丈夫なのか?」
「うん。肩以外は。」
「遠いのにここまで来てくれてありがとな。ここじゃなんだから近くに公園あるからそこ行こうぜ。」
俺たちはコンビニで軽く買物をして公園へ向かった。
2人で公園のベンチに座る。
「お前、何で連絡くれないの?心配するじゃん。」
やっぱりそうきたか。恥ずかしくて何て返信すればいいか分からなかった、、なんて本当の事は言えない。
それに他にも伝えなければいけない事があった。
「遼平、俺この間肩打っただろ。その時に肩の腱が切れちゃって野球続けられなくなっちゃったんだ。」
「え、、、」
遼平は何とも言えない表情で俺の事を見ている。
俺も何て言ったらいいのか分からず沈黙が続いた。
「だから野球部も辞めようと思って。」
「辞めるなよ。」食い気味に遼平が言った。
「辞めるなんて言うなよ、、、何の為に俺が今まで頑張ってきたと思ってるんだよ。お前にかっこいいと思ってもらう為に俺は、、、」
「あ、でも軽いキャッチボールくらいなら出来るようになるかもな、いつか。」
遼平が暗くなっているので俺はわざとらしく楽しそうに言った。
遼平がそんな風に思っていたなんて。
聞き間違いでは無かった。
それはまるで俺の事が好きなように聞こえた。
俺の心臓は爆発してしまうのではないかと思うほど
高鳴っていた。
