■美咲さんとの会話
「いのちをもってつぐないます、の下に描いてある絵……これはどなたでしょう……?敦也さんでしょうか?右手にハサミ、左手に……切り取った部分を持っているように見えますが……」
「はい。これはあっくん自身が自殺する様子を書いたんだろうって警察が……。でも、あっくんってこんな子供みたいな絵を描くことってなくて……。でも紙からはあっくんの指紋しかでてないし、筆跡鑑定もしてもらったんですけど、あっくんのもので間違いないって」
「自殺する前にこれを書いたと……?」
「亡くなる前日、あっくんがふらりと家を出て行っちゃったんです。でも、おかしくなったのはあの日じゃなくて……三か月前くらいから様子がおかしくなって……」
「おかしいとは、一体どんな風にですか?」
「……ハァ……ハァっ……くる……しい……っ」
「ちょっ、み、美咲さん!大丈夫ですか?」
「すみません、なんかあっくんのこと考えると過呼吸になることがあって……あれから私、精神的にも参っちゃってて……」
「愛する旦那さんを亡くしたんですから、当たり前のことです。少し休憩しますか?」
「いえ……大丈夫です。早くしないと子供が幼稚園から帰って来ちゃうので。続けていいですか?」
「ええ、もちろんです」
「DMにも書きましたけど、死んだのはあっくんだけじゃないんです。同じ中学の男友達二人もあっくんより前に亡くなっていて……。みんなおかしな死に方をしてるんです」
「おかしな死に方?」
「はい。私、あっくんとは中学時代からの付き合いなんです。まずはその話を聞いてもらえますか?」
「いのちをもってつぐないます、の下に描いてある絵……これはどなたでしょう……?敦也さんでしょうか?右手にハサミ、左手に……切り取った部分を持っているように見えますが……」
「はい。これはあっくん自身が自殺する様子を書いたんだろうって警察が……。でも、あっくんってこんな子供みたいな絵を描くことってなくて……。でも紙からはあっくんの指紋しかでてないし、筆跡鑑定もしてもらったんですけど、あっくんのもので間違いないって」
「自殺する前にこれを書いたと……?」
「亡くなる前日、あっくんがふらりと家を出て行っちゃったんです。でも、おかしくなったのはあの日じゃなくて……三か月前くらいから様子がおかしくなって……」
「おかしいとは、一体どんな風にですか?」
「……ハァ……ハァっ……くる……しい……っ」
「ちょっ、み、美咲さん!大丈夫ですか?」
「すみません、なんかあっくんのこと考えると過呼吸になることがあって……あれから私、精神的にも参っちゃってて……」
「愛する旦那さんを亡くしたんですから、当たり前のことです。少し休憩しますか?」
「いえ……大丈夫です。早くしないと子供が幼稚園から帰って来ちゃうので。続けていいですか?」
「ええ、もちろんです」
「DMにも書きましたけど、死んだのはあっくんだけじゃないんです。同じ中学の男友達二人もあっくんより前に亡くなっていて……。みんなおかしな死に方をしてるんです」
「おかしな死に方?」
「はい。私、あっくんとは中学時代からの付き合いなんです。まずはその話を聞いてもらえますか?」

