今日は久しぶりの何もない日
ニュースを見ていると1つのニュースが私の目に飛び込んできた

「速報です。さきほど宮城県でマグニチュード7の大地震が起きました。最大震度は6強を観測しています。」

大地震…
つまり…死神は忙しいということか…
でも私が住んでいるとことは離れている…

あーもうわけわかんないと思いたい
それでも心のなかで死神のこと理解している自分がいる

私は暇だったから海へ行くとにした

海につく頃には私の気持ちも落ち着き、少しだけ楽になっていた

「あ、いた」

久々の死神を見つけた

「死神!!」
「うわっ!なんだお前」
「なんだお前って!あんたこそなにものなの?」

人の死を操るのが死神なら…

「死神だって言ってんだろ」
「人のこと殺すのが…?」

死神は顔をゆがませた

「殺してなんかない。…俺の仕事はお前の友達が死んだみたいなときあの世とこの世をつなぐ橋になる仕事をしている。あとは…24時間後に死ぬ人の名前がここに書かれるんだよ。それを荘に行って手続きをする」

「よくわかんない」

死神は軽くため息をつく

「1回俺の手につかまれ。来い」
「えなんで」
「いいから」

死神は私の手をつかんだ
気がつくと暗い闇の中を泳いでいた

「これどこに行くんですか!聞こえてますか!」
「うるっせーな、黙れ!」

しばらくそんな時間が続いた

「ほーらよっと」

気がつくと空は明るくなっていて1つだけ建物がたっている
なんというかお城みたいな

「こっちだ」

案内され私も中に入る。

「うっわ…なにここ…」

入ると少しだけのキッチン。
長机。
そしてなにより入って真正面には見たこともないぐらい大きな扉があった。

「ここに入るのは俺、死神が見えている奴らだけだ。それ以外は死神と死神が見えてるやつ以外入れない。
でも死んだらここを通る」

死神が前に行っていた橋とはここのことだったのか
私はようやく理解した
彼は本物の死神なんだと

「ここの大きい扉を開けると長い階段がある。それを登ってあの世へ行く」
「そうなる前に、あなたはここでなにを、?」
「本当に最期の手続きとなることをやる。ここに名前を書いてもらい、サインしてもらう。そして…これを吸ってもらう」

そう言い、死神が持ってきたものは試験管みたいなものの中に白い煙みたいなものが入っていたものだった

「これは…なに?」
「……この世での記憶をなくすためのもの」