(うわ〜やっとねれる!)
そう思いながらベットへ飛び込んだ
(そういえば死神さんの連絡先聞いてなかったな。連絡先ってあるのかな…?)
「ほーらよっと」
突然目の前に死神があらわれた
「え!?死神さん!?!?」
「ここ陽の家?ってあ、お前から俺見えてんのか」
「は!?え!?ちょ普通に不法侵入すぎるんですけど!なんで入ってこれるんですか!ってか出ていってくださいよ!」
死神は首を傾げた
「え、お前が呼んだんだよな…?」
「何言ってるんですか。呼んでません」
(この人絶対ふざけたこと言ってる)
「何しに来たんですか……名簿に私の名前でもありましたか?」
「いや…え、ほんとに陽呼んでない?」
「呼んでないです。今寝ようとしてたんで」
死神が私のベッドに座った
その時テレビがついた
「わ!びっくりした……なにしてるんですかもう…」
「陽、驚きすぎ。俺が間違えてなんか押しちゃったのかな…どうやって消すんだ?」
(テレビのリモコンどんなところにあるんだよ)
私は立ち上がり死神の前に立った
「そこどけてください」
「あぁわりぃ」
死神の横にあるリモコンを取ろうとした時死神が私の手を掴んだ
今にも死神のまつ毛が私の顔に当たりそうなぐらい近かった
「え」
「おっと。ごめん」
死神は離れた
「驚かさないでくださいよ」
少し怒った雰囲気を出したものの私はその様子がおかしくておかしくてたまらなかった
「俺人間なりたいってすっげー思う」
「急に!?なんでですか」
「陽と話せていられるじゃん」
「え?」
想像していた理由とは全く違うものだった
(私と話したい…?どゆこと?)
「陽おもしろいからさ」
(なーんだ。そゆこと)
恋なんじゃないかなって思っちゃった
「おもしろい…か…」
「おっと!そろそろ帰るな。寝ようとしてたところ悪かった。あやっぱりごめん。少しだけいいか?」
「もち…ろん」
私は自分が何言っているのかわからなかった
「死神について詳しく知りたいとは思わないか??」
「気になるっちゃあ気になりますねぇ」
教えてくれるのか…?

