中学生の頃、勉強が嫌いだった。
成績も悪かった。だけど、国語だけは毎回満点近い点数を取っていた。教えてくれる女の先生が大好きで、授業が楽しかったのを覚えている。その影響で、高校生になって国語教員になりたいと思うようになった。古典も現代文も、どちらも得意だったし、友達に教えることも楽しかった。高校で部活の顧問が何気なく私に聞いてきた。
「将来はどんな仕事がしたいんだ?」
「国語教員になりたいです。」
先生は、鼻で笑った。
「障害を持った人に、お前は教えてもらいたいと思うか?他の部員とまともにコミュニケーションが取れないお前に、保護者とのやり取りもある教員なんてできないぞ。」
言葉を失った。仮にも教師が、生徒の夢を否定するのか。だけど、事実だ。他の部員に嫌われ、話しかけても無視。そんな私に、教師はできない。資金面でも、大学に行くお金がない。夢を諦めた瞬間だった。
結局、得意だったパソコンを活かせる仕事に就いた。今の仕事が楽しいから、これも良かったのかもしれない。けれど、私はあの顧問を絶対に許すことはない。
成績も悪かった。だけど、国語だけは毎回満点近い点数を取っていた。教えてくれる女の先生が大好きで、授業が楽しかったのを覚えている。その影響で、高校生になって国語教員になりたいと思うようになった。古典も現代文も、どちらも得意だったし、友達に教えることも楽しかった。高校で部活の顧問が何気なく私に聞いてきた。
「将来はどんな仕事がしたいんだ?」
「国語教員になりたいです。」
先生は、鼻で笑った。
「障害を持った人に、お前は教えてもらいたいと思うか?他の部員とまともにコミュニケーションが取れないお前に、保護者とのやり取りもある教員なんてできないぞ。」
言葉を失った。仮にも教師が、生徒の夢を否定するのか。だけど、事実だ。他の部員に嫌われ、話しかけても無視。そんな私に、教師はできない。資金面でも、大学に行くお金がない。夢を諦めた瞬間だった。
結局、得意だったパソコンを活かせる仕事に就いた。今の仕事が楽しいから、これも良かったのかもしれない。けれど、私はあの顧問を絶対に許すことはない。


