パーン!
胸が引き裂かれるような、恐怖の音がプラットフォームに響きわたり、パリンッ、という音とともに、ガラスが車内に飛び散った。
花火をしている時のような、火薬が焼けた匂いがする。
「みんな、伏せろ」
とっさに、拓磨先輩が全員に指示する。
まさか、これって、ピストル?
怖い。手足が震えて動けない。
すると、拓磨先輩が走って私に覆いかぶさるようにして、地面に伏せさせた。
「真帆さん、大丈夫だから」
そう言って、拓磨先輩は私の手を強く握ってくれていた。
一体、何が起こっているのか、理解が追いつかない。
「おい、そこの高校生以外は、降りろ!」
目出し帽をかぶった男がピストルを構えて、私たちのいる前の車両に乗り込み、脅迫してきた。
「おい、うちの生徒に何をするつもりだ!」
東松先生が犯人に立ち向かおうとすると、また、パァーンッ、という乾いた騒がしい音が響く。
「先生! 先生! 嫌だー! ギャー!」
倒れた東松先生に駆け寄った芝田先輩が、叫んでいる。
ウソ! 殺された?
「どけ!」と犯人はピストルを芝田先輩に向けて脅し、東松先生を足で蹴って車両の外に捨てた。
私たち以外の乗客は、手を挙げたまま犯人の指示どおり車両を降りていく。
「お前も出てゆけ!」と運転士を追い出すと、外部へ連絡しないように私たちからケータイやタブレットを没収した。
犯人はこの男一人のようだ。
二両ある車両のうち、後ろの車両には誰もいない。前の車両には、私たち部員6人と犯人がいた。
どうして、私たちだけ残すの?
私は怖くて泣き出した。
「さあ、ゲームの始まりだ! お前ら、覚悟はいいな」
この男は銃口を私たちに向けたまま列車の運転席に入り、何やら手早く操作する。すると、電車は動き出した。
「この電車は自動運転の設定で、このまま終点の藤原岳登山口駅までノンストップで走り続ける。それまで、お前らに楽しいクイズを出してやる。間違えた者は次々脱落していき、最後点まで間違わなかった一人のみ、解放してやろう」
「間違えたら、どうなるんだ?」
勇敢な拓磨先輩は、犯人を睨みながら質問した。
「殺す!」
「何でよ! 私たちが何をしたっていうのよ?」
春奈は泣きながら、喚いた。
「分からないとは呆れたもんだ。これは当然の報いだ。お待ちなど怯え、苦しんで死ねんでしまえばいい」
犯人は、銃口を一人一人の頭に順番に近付ける。
「オレのやることが気に入らないなら、今すぐここで頭をぶち抜いて殺してやる。さっきの教師みたいにな」
「あんたが憎んでいるのは、……ひょっとして、奥岡のことが原因か?」
伊東先輩が退部した奥岡先輩の名前を出して聞いた。
「そうだ」
ひょっとして、この男は奥岡先輩の兄弟か、親族?
でも、犯人がどうしてここまでハイキング部のメンバーを深く憎んでいるのか、1年生の私や、建松くんには理解ができない。
奥岡先輩がいじめられた、と訴えていて、それ自体がもし本当にそうであるなら、とてもは気の毒なことではある。でも、だからといって、どうして殺したい、とまでエスカレートしてしまうのだろう?
電車は、スピードを上げて鈴鹿山脈沿いを終点に向かって走っていく。
怖い。このままでは、殺される。
私は震えが止まらない。
「大丈夫だ、真帆さん。絶対、部員を守ってみせる」
拓磨先輩は、また私の手を強く握る。
それが、せめてもの救いだ。
こんな緊迫したシチュエーションだが、春奈先輩は私と拓磨先輩が手をつないでいるのが気に入らないのか、私を睨み付ける。
なぜ?
どうして、こんな状況でそんなに怒れるの?
「よし、それでは、始めるか。クイズの第1問! 最初の問題だから、二択にしてやる」
男は、大声でゲームを進行し出した。
「ハイキング部員だった奥岡が自殺した原因は、次のうちどれか? 1番、仲間の裏切り。2番、いじめ。正解が1番だと思ったら前の車両、2番だと思ったら後ろの車両に移動しろ。制限時間は5分だ」
え? 自殺?
「どういうことだ? 奥岡は、……死んだのか?」
拓磨先輩が驚いた表情で、伊東先輩に問いただす。
「ああ、残念だが」
伊東先輩は力なく答えた。芝田先輩は俯く。
「何で……」
春奈先輩は落ち込んで言った。
「この中で、奥岡が自殺したのを知っていたのは、仲が良かった伊東だけか? ……いや、芝田さんも、か?」
拓磨先輩の問いかけに、芝田先輩は頷く。
「さあ、時間がないぞ。正解だと思う車両に移動しろ! 制限時間はあと30秒だ!」
犯人は銃口を向けて、移動を促す。
間違うと、……ホントに死ぬの?
確率は1/2。
そんな……。
いや、待って。奥岡先輩と親しかった伊東先輩と同じ回答にしたら、……助かるよね!
伊東先輩と芝田先輩は、後ろの車両に移動する。
「ほら、お前らも、こっち来いよ。前の車両にいたら、殺されるぞ。オレは生前に奥岡と話もしてる。原因はいじめだ」
おかしい。
拓磨先輩も、春奈先輩も、前の車両から移動しようとしない。
なぜ?
この状況を見て、何も事情を知らない建松くんはどっちに行くか、戸惑っている。
「お前ら、何してる。後ろに来ないと死ぬぞ!」
伊東先輩は叫び、芝田先輩は私たちを必死に手招きしていた。
後ろに行かなきゃ。
私は立ち上がって、後ろの車両に行こうとすると、拓磨先輩が私の手を掴んだ。
(行くんじゃない)
拓磨先輩は私だけに耳打ちする。
(大丈夫だから、こっちにいるんだ)
何で? 殺されるのに。
春奈先輩も、その場にへたり込んだ。
この状況を見て、建松くんも前の車両から動けない。
「あと、10秒だ!」
犯人はカウントダウンを始めた。
「おい、お前ら、正気か! こっちに来ないと死ぬんだぞ。いじめが原因だ。奥岡は泣きながら言っていた。いじめていたのは、……拓磨だろ!」
え? 拓磨先輩がいじめ? まさか。
「違う!」
拓磨先輩は叫ぶ。
「否定したい気持ちも分かるけど、とにかく助かるために、こっちへ! これ以上、仲間に死んでほしくないんだよ」
伊東先輩も仲間を守りたいから必死だ。
「オレは行かない!」
どうしよう。
これで間違っていたら、殺される。お父さん、お母さん。助けて。
建松は、もう諦めて、前の車両に残る覚悟をしたようだ。
「しゅーりょー!」
犯人は前後の車両の連結部に歩いてきた。
「バカ野郎!」
伊東先輩は泣いていた。芝田先輩もだ。
「正解発表だ。この問題の正解は、……」
もう、終わりだ。
私たちは、殺される。嫌だ。
「正解は、……………………1番、仲間の裏切り。前の車両が生き残りだ」
え? ええ?
生き残った……!?
でも、伊東先輩と芝田先輩は……。
「どういうことだ? 違うだろ?」
伊東先輩はうろたえていた。
「そうよ! 伊東くんは奥岡くんと話してるんだよ。拓磨くんにいじめられた、ってさ。こんなクイズ、インチキじゃない!」
芝田先輩も取り乱している。
「インチキじゃない! 奥岡は伊東に嘘をついただけだ。正確に言うと、嘘をつかされた、というところかな? 生き残ったお前らの誰かが指示したんだろ? いじめられたって伊東に嘘をつけってな。それで、最後に奥岡は裏切られた」
犯人は、淡々と説明する。
「伊東と芝田は、ゲームオーバーだ」
犯人は、前後の車両連結部にあるボタンを押した。
「嫌だ。死にたくない!」
芝田は泣き叫ぶ。
「お前ら、それを知ってて、オレたちまで裏切ったんだな。仲間だと思っていたのに」
伊東は前の車両にいる私たちを睨みつけた。
「違う! 奥岡も伊東も芝田さんも、誰も裏切ってなんかいない」
拓磨先輩は、弁解した。
「そうよ、私も!」
春奈さんも同調する。
「私と建松くんは、何も知らないもん!」
私も疑われるのが怖くて、叫んだ。建松くんも大きく頷いている。
「この中の誰かが嘘をついている。それは、この先のクイズで明らかになるだろう。さらばだ」
犯人がそう言った瞬間、前後の車両の連結が外れた。後ろの車両は、スピードを落として、私たちのいる前の車両からどんどん離れていく。
「嫌だー!」
ドドドーンッ!
芝田先輩の叫びを最後に、けたたましい爆発音と閃光が私たちを覆った。引き離された後ろの車両は爆発している。
本当に殺された……。
「もう、いやー!」
私は気が狂いそうだ。
「落ち着け、真帆さん。何とかこの状況から逃げ出そう。希望は、捨てないで」
拓磨先輩は、また私の手を握った。
先輩……。
まさか、拓磨先輩は嘘をついたり、裏切ったりしないよね?
奥岡先輩を裏切ったのは誰?
その人は、伊東先輩と芝田先輩が後ろの車両に行ったら殺されるのを知ってて、黙っていたことになる。それも裏切りだ。
建松くんは、裏切ったりしない。だって、そもそも入部したてで、何も知らないから。
すると、……それは、春奈先輩? そういえば、さっき拓磨先輩と手を握ってる時、睨まれた。かなり怪しい。
胸が引き裂かれるような、恐怖の音がプラットフォームに響きわたり、パリンッ、という音とともに、ガラスが車内に飛び散った。
花火をしている時のような、火薬が焼けた匂いがする。
「みんな、伏せろ」
とっさに、拓磨先輩が全員に指示する。
まさか、これって、ピストル?
怖い。手足が震えて動けない。
すると、拓磨先輩が走って私に覆いかぶさるようにして、地面に伏せさせた。
「真帆さん、大丈夫だから」
そう言って、拓磨先輩は私の手を強く握ってくれていた。
一体、何が起こっているのか、理解が追いつかない。
「おい、そこの高校生以外は、降りろ!」
目出し帽をかぶった男がピストルを構えて、私たちのいる前の車両に乗り込み、脅迫してきた。
「おい、うちの生徒に何をするつもりだ!」
東松先生が犯人に立ち向かおうとすると、また、パァーンッ、という乾いた騒がしい音が響く。
「先生! 先生! 嫌だー! ギャー!」
倒れた東松先生に駆け寄った芝田先輩が、叫んでいる。
ウソ! 殺された?
「どけ!」と犯人はピストルを芝田先輩に向けて脅し、東松先生を足で蹴って車両の外に捨てた。
私たち以外の乗客は、手を挙げたまま犯人の指示どおり車両を降りていく。
「お前も出てゆけ!」と運転士を追い出すと、外部へ連絡しないように私たちからケータイやタブレットを没収した。
犯人はこの男一人のようだ。
二両ある車両のうち、後ろの車両には誰もいない。前の車両には、私たち部員6人と犯人がいた。
どうして、私たちだけ残すの?
私は怖くて泣き出した。
「さあ、ゲームの始まりだ! お前ら、覚悟はいいな」
この男は銃口を私たちに向けたまま列車の運転席に入り、何やら手早く操作する。すると、電車は動き出した。
「この電車は自動運転の設定で、このまま終点の藤原岳登山口駅までノンストップで走り続ける。それまで、お前らに楽しいクイズを出してやる。間違えた者は次々脱落していき、最後点まで間違わなかった一人のみ、解放してやろう」
「間違えたら、どうなるんだ?」
勇敢な拓磨先輩は、犯人を睨みながら質問した。
「殺す!」
「何でよ! 私たちが何をしたっていうのよ?」
春奈は泣きながら、喚いた。
「分からないとは呆れたもんだ。これは当然の報いだ。お待ちなど怯え、苦しんで死ねんでしまえばいい」
犯人は、銃口を一人一人の頭に順番に近付ける。
「オレのやることが気に入らないなら、今すぐここで頭をぶち抜いて殺してやる。さっきの教師みたいにな」
「あんたが憎んでいるのは、……ひょっとして、奥岡のことが原因か?」
伊東先輩が退部した奥岡先輩の名前を出して聞いた。
「そうだ」
ひょっとして、この男は奥岡先輩の兄弟か、親族?
でも、犯人がどうしてここまでハイキング部のメンバーを深く憎んでいるのか、1年生の私や、建松くんには理解ができない。
奥岡先輩がいじめられた、と訴えていて、それ自体がもし本当にそうであるなら、とてもは気の毒なことではある。でも、だからといって、どうして殺したい、とまでエスカレートしてしまうのだろう?
電車は、スピードを上げて鈴鹿山脈沿いを終点に向かって走っていく。
怖い。このままでは、殺される。
私は震えが止まらない。
「大丈夫だ、真帆さん。絶対、部員を守ってみせる」
拓磨先輩は、また私の手を強く握る。
それが、せめてもの救いだ。
こんな緊迫したシチュエーションだが、春奈先輩は私と拓磨先輩が手をつないでいるのが気に入らないのか、私を睨み付ける。
なぜ?
どうして、こんな状況でそんなに怒れるの?
「よし、それでは、始めるか。クイズの第1問! 最初の問題だから、二択にしてやる」
男は、大声でゲームを進行し出した。
「ハイキング部員だった奥岡が自殺した原因は、次のうちどれか? 1番、仲間の裏切り。2番、いじめ。正解が1番だと思ったら前の車両、2番だと思ったら後ろの車両に移動しろ。制限時間は5分だ」
え? 自殺?
「どういうことだ? 奥岡は、……死んだのか?」
拓磨先輩が驚いた表情で、伊東先輩に問いただす。
「ああ、残念だが」
伊東先輩は力なく答えた。芝田先輩は俯く。
「何で……」
春奈先輩は落ち込んで言った。
「この中で、奥岡が自殺したのを知っていたのは、仲が良かった伊東だけか? ……いや、芝田さんも、か?」
拓磨先輩の問いかけに、芝田先輩は頷く。
「さあ、時間がないぞ。正解だと思う車両に移動しろ! 制限時間はあと30秒だ!」
犯人は銃口を向けて、移動を促す。
間違うと、……ホントに死ぬの?
確率は1/2。
そんな……。
いや、待って。奥岡先輩と親しかった伊東先輩と同じ回答にしたら、……助かるよね!
伊東先輩と芝田先輩は、後ろの車両に移動する。
「ほら、お前らも、こっち来いよ。前の車両にいたら、殺されるぞ。オレは生前に奥岡と話もしてる。原因はいじめだ」
おかしい。
拓磨先輩も、春奈先輩も、前の車両から移動しようとしない。
なぜ?
この状況を見て、何も事情を知らない建松くんはどっちに行くか、戸惑っている。
「お前ら、何してる。後ろに来ないと死ぬぞ!」
伊東先輩は叫び、芝田先輩は私たちを必死に手招きしていた。
後ろに行かなきゃ。
私は立ち上がって、後ろの車両に行こうとすると、拓磨先輩が私の手を掴んだ。
(行くんじゃない)
拓磨先輩は私だけに耳打ちする。
(大丈夫だから、こっちにいるんだ)
何で? 殺されるのに。
春奈先輩も、その場にへたり込んだ。
この状況を見て、建松くんも前の車両から動けない。
「あと、10秒だ!」
犯人はカウントダウンを始めた。
「おい、お前ら、正気か! こっちに来ないと死ぬんだぞ。いじめが原因だ。奥岡は泣きながら言っていた。いじめていたのは、……拓磨だろ!」
え? 拓磨先輩がいじめ? まさか。
「違う!」
拓磨先輩は叫ぶ。
「否定したい気持ちも分かるけど、とにかく助かるために、こっちへ! これ以上、仲間に死んでほしくないんだよ」
伊東先輩も仲間を守りたいから必死だ。
「オレは行かない!」
どうしよう。
これで間違っていたら、殺される。お父さん、お母さん。助けて。
建松は、もう諦めて、前の車両に残る覚悟をしたようだ。
「しゅーりょー!」
犯人は前後の車両の連結部に歩いてきた。
「バカ野郎!」
伊東先輩は泣いていた。芝田先輩もだ。
「正解発表だ。この問題の正解は、……」
もう、終わりだ。
私たちは、殺される。嫌だ。
「正解は、……………………1番、仲間の裏切り。前の車両が生き残りだ」
え? ええ?
生き残った……!?
でも、伊東先輩と芝田先輩は……。
「どういうことだ? 違うだろ?」
伊東先輩はうろたえていた。
「そうよ! 伊東くんは奥岡くんと話してるんだよ。拓磨くんにいじめられた、ってさ。こんなクイズ、インチキじゃない!」
芝田先輩も取り乱している。
「インチキじゃない! 奥岡は伊東に嘘をついただけだ。正確に言うと、嘘をつかされた、というところかな? 生き残ったお前らの誰かが指示したんだろ? いじめられたって伊東に嘘をつけってな。それで、最後に奥岡は裏切られた」
犯人は、淡々と説明する。
「伊東と芝田は、ゲームオーバーだ」
犯人は、前後の車両連結部にあるボタンを押した。
「嫌だ。死にたくない!」
芝田は泣き叫ぶ。
「お前ら、それを知ってて、オレたちまで裏切ったんだな。仲間だと思っていたのに」
伊東は前の車両にいる私たちを睨みつけた。
「違う! 奥岡も伊東も芝田さんも、誰も裏切ってなんかいない」
拓磨先輩は、弁解した。
「そうよ、私も!」
春奈さんも同調する。
「私と建松くんは、何も知らないもん!」
私も疑われるのが怖くて、叫んだ。建松くんも大きく頷いている。
「この中の誰かが嘘をついている。それは、この先のクイズで明らかになるだろう。さらばだ」
犯人がそう言った瞬間、前後の車両の連結が外れた。後ろの車両は、スピードを落として、私たちのいる前の車両からどんどん離れていく。
「嫌だー!」
ドドドーンッ!
芝田先輩の叫びを最後に、けたたましい爆発音と閃光が私たちを覆った。引き離された後ろの車両は爆発している。
本当に殺された……。
「もう、いやー!」
私は気が狂いそうだ。
「落ち着け、真帆さん。何とかこの状況から逃げ出そう。希望は、捨てないで」
拓磨先輩は、また私の手を握った。
先輩……。
まさか、拓磨先輩は嘘をついたり、裏切ったりしないよね?
奥岡先輩を裏切ったのは誰?
その人は、伊東先輩と芝田先輩が後ろの車両に行ったら殺されるのを知ってて、黙っていたことになる。それも裏切りだ。
建松くんは、裏切ったりしない。だって、そもそも入部したてで、何も知らないから。
すると、……それは、春奈先輩? そういえば、さっき拓磨先輩と手を握ってる時、睨まれた。かなり怪しい。