玄狐の心臓

あやかし・和風ファンタジー

樫野/著
玄狐の心臓
作品番号
1742388
最終更新
2025/01/05
総文字数
26,253
ページ数
2ページ
ステータス
未完結
いいね数
0
 高校二年生の伊澄潔乃は、八年前、木蘇円窟神社の祭りの最中に行方不明となったことがあった。不思議な場所へ迷い込んだ彼女を救ったのは、焚き火のように燻る大きな黒い狐。潔乃は彼を「神様」と呼び、その姿を探し続けていた。
 五月のある日、潔乃は授業中に意識を失い、奇妙な空間に引き込まれる。そこで凶暴な猿の群れに襲われるが、八年前と同じ黒い狐――玄狐が彼女を助けに現れる。彼は炎を纏い人間の姿へと変わった。その正体は、同じクラスの男子生徒、八柳彦一だった。

 これは、一人の少女の魂を巡る、愛と赦しの物語。

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