実験体No.100と観察班の興味深い音声記録が記録された。

音声記録を再生しますか?
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実験体No.100 「僕、重い石臼で何かを潰した夢を見たんだ。」
観察班 「どんな夢だった?」
実験体No.100 「僕は空を飛んでどこかに花束を置いて、重い石臼で何かを潰して、最後に鳥籠に入った。」
観察班 「ヘぇ不思議な夢だね。」
実験体No.100 「なんでだろう。僕、君のことあんまり好きになれないや。」
観察班 「どうして?」
実験体No.100 「だって、君、僕にひどいことしたでしょ。」
観察班    「なんで?」
実験体No.100 「だって、君は僕の首を...」
観察班    「どうしたの?」
実験体No.100 「うわァァァァ!!くるな!クルな!クルナクルナクルナクルナ!人殺し!あっちいけ!人殺し!人殺し!」

この音声記録から反復一回目の記憶が残っていることが分かった。
このあと実験体No.100の精神状態を確認したところ、記憶を消去しても直らない異常が発生し、実験体No.100での実験の続行は不可能と判断し、実験体No.100を処分したので新たな実験体を我々は要請します。